「ゴースト・キラーズ -血塗られた少女の謎-」映画感想(ネタバレ)笑えて、汚いホラー・コメディ

今回は2020年5月13日にリリースされた「ゴースト・キラーズ -血塗られた少女の謎-」を鑑賞しました。

超常現象調査系ユーチューバーが高校の調査中に恐ろしい少女の霊と遭遇するホラー映画です。

汚くて、不謹慎で、ブラックユーモアが炸裂する僕好みの映画でした。

さて、本記事の前半は、あらすじ・スタッフ・キャストの紹介をします。そして、後半の「ストーリー紹介」「感想」へと続きます。

「ストーリー紹介」コーナーでは、ネタバレなし・ありで分けています。ネタバレを避けたい方はネタバレなしの部分を見ることをおすすめします。

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あらすじ

不可思議な心霊現象を調査するYouTuber集団「ゴースト・キラーズ」。いつか本物の幽霊を捕まえて一攫千金を狙う完全な人生の負け犬たちだ。そんなある日、ある心霊現象を調査して欲しいと依頼が舞い込むが…。

スタッフ・作品情報

監督:ファブリシオ・ビター

原題:GHOST KILLERS VS. BLOODY MARY

製作年:2018年

製作国:ブラジル

上映時間:108分

キャスト

ダニーロ・ジェンティーリ
ムリロ・クート
レオ・リンス
ダニ・カラブレサ
バルバラ・ブルーノ

映画サイトでの評価

海外の映画サイト「IMDB」での評価は10点中5.5点(1129件の評価)。

国内大手レビューサイト「フィルマークス」では5点2.2中(100件の評価)。

IMDBのほうは、結構酷評も目につきますが、一方でフィルマークスは好評が多く並んでいます。僕もどちらかというとフィルマークスの評価に近いです。

ストーリー紹介

※まずは重要なネタバレなしで行きます。

超常現象に悩まされている人々から依頼を受け、現地を訪れ、調査し、解決するという活動をする4人組のユーチューバー“グール・バスターズ”。メンバーは、ジャック、フレッド、トゥーリオ、カロリーネ。

彼らのyoutubeチャンネルの再生数は伸び悩み、そもそも仕事の依頼もなかなか来ない状況が続いていました。

そんなある日、彼らのもとに、ある高校から超常現象の調査依頼が入ります。

そこの校長曰く、ある生徒がトイレで“ブラッディ・メアリー”という霊を呼び出す儀式を行い、その後、昏睡状態になってしまったとのこと。

夜になり、“グール・バスターズ”は調査を開始します。と言ってもそれは形だけ。実際はいつものように超常現象が起きたように見せるヤラセを仕込み、その映像を売って有名人になるというのが本当の目的でした。

彼らは、せっせとヤラセの準備を開始します。しかし、本当に“ブラッディ・メアリー”が窓から現れてしまいます。そして、“ブラッディ・メアリー”はそこにいた人間たちに取りつき、その周りにいた人々を次々と襲っていきます。

その結果、メンバーの一人・カロリーネや校長、教員が死亡。


ここから重要なネタバレあり


一方、“ブラッディ・メアリー”が人間時代に起こした事件が明らかになります。彼女は過去にこの学校に通っていた生徒で、悪魔を崇拝するあまり友人を殺してしまうという事件を起こしていました。その後、トイレの鏡の向こうに棲む存在となり、生徒が儀式を行ってしまったことでこうやって姿を現したのでした。

メンバーの一人・トゥーリオは儀式を逆順に行うことで、“ブラッディ・メアリー”を鏡の中に戻すことができると言います。

メンバーは“ブラッディ・メアリー”の猛攻撃を受けながらもお互いに協力しながら儀式を逆に行い、鏡の中に“ブラッディ・メアリー”を返すことに成功しました。

その後、彼らが撮影した動画は注目を集め、多くのテレビ番組に出演して、有名人になっていきました。

ここでエンディング。

感想

※今回はネタバレなしで行きます。

超常現象調査系の4人組ユーチューバーが高校での調査を依頼され、そこで恐ろしい少女の霊と対決するホラー・コメディ映画。

ギャグの打率高め

「超常現象を調査する」といっても彼らに霊感などなく、実際はヤラセをせっせと仕込みをそれをyoutubeで公開し人気になろうとたくらんでいたのでした。というわけで本作も「ニセ霊能者が本当の霊現象に見舞われる」系ホラーの一種ということになります。このタイプの映画の面白さは、なんといっても「超常現象なんてあるわけないとなめ腐っていたやつらがビビりまくる」点。本作も、そういう面白さはあるにはありますが、今回の主役4人は、憎めないキャラのため「ざまみろ」的な感情はあまり湧いてこない感じ。では、本作の本当の魅力はどこなのか?

一点目は、血を始めいろんな液体がぶしゃぶしゃと飛び交うところ。血が大量にでてくるのは、“ブラッディ(=血まみれの)メアリー”が出てくるからですね。胎児の標本とバトルなんかもあって、ここも爆笑したんですが、胎児のションベンが顔にかかったりするシーンもあります。ほかにも汚すぎてここには書けないやつが体にかかったりもします。まぁ、ホントに汚くて気分が悪くなる人も出てくると思いますよ。

そして、もう一つの魅力は、キャラの掛け合いとか台詞のセンスがよく、それが隙間なく敷き詰められているので上映中ずっと笑っていられる点です。

個人的に面白かったのは、

・ゴースト・バスターズとロゴが似ていると指摘を受け、「あちらはとまれの標識にゴーストで、こちらは低速の標識にゴーストだから」と反論。それに対する返しが「ゴーストに徐行させようってのか」
・“ブラッディ・メアリー”の悲しい過去が語られた後に、「じゃぁぶっ殺すか」と発言。
・あるキャラの頭が破裂して廊下が血の海に。その場面を見ていなかったキャラがあまりにも血の量が多い廊下を見て「デカい頭だったんだな」と言う。
・“ブラッディ・メアリー”に「少女に負けたいの?」と聞かれ、ほかのキャラが「さっき胎児にも負けてたぞ」と茶々を入れる。

ほかにも、笑える台詞はたくさんありますが、きりがないのでここらへんで。まぁとにかく全編笑えて最高に楽しいです。

恐怖感はほぼない

正直言って、恐怖感はほぼないです。血が景気よく飛びまくって、キャラたちもうるさいほどビビりまくり、といった感じで、ホラーのタイプとしてはド派手でハチャメチャな感じでグイグイ持っていく作風。ストーリーもいたってシンプル。というか、早い段階でこうやれば霊を鎮めることができる!と、あるキャラが言ってるのに、それを周りの人間が聞かず、別の方法で解決しようとするという。これ20分もあれば終わった話じゃね?的なことを登場キャラもツッコんでいるように、それ自体がギャグになっているわけですが、いずれにしても話の内容は薄っぺらです。ということで、怖さを求めたり、ストーリーに期待するのはやめましょう笑。まあ、そこが、この映画の売りではないのでね。

軽薄で不謹慎

こういうハチャメチャな映画らしく、軽薄で不謹慎なキャラが多い点も最高です。「すべてのホラー映画が軽薄で不謹慎であってほしい」と寝起き一発目に思ったり思わなかったりする僕にとってはたまらない映画です。仲間が霊に襲われていても平気で見捨てるし、全然生徒のことを大事にしていない感じの校長とかもおもろい。中でもよかったのは、校長と教員が死んだと知った生徒たちが大喜びするシーン。もう最高です。

やりすぎな面も

とにかくブラックな笑いを詰め込んだ結果そうなってしまったのかはわかりませんが、トゥーリオというキャラに対する扱いがちょっと嫌な感じになっていました。いわゆるいじられキャラ的立ち位置で、ほかのキャラからぞんざいな扱いを受けていてだんだんかわいそうに思えてきます。ギャグでやっているのはわかるのですが、トゥーリオのヒドイ扱いはちょっと度を越えていると感じました。

総評

とにかく笑えて、テンション高めな作風で、キャラが不謹慎、と僕の好きな要素がてんこ盛りなホラー映画でした。あまり怖さがないのと、ストーリーが薄いという欠点がありますが、それを補ってありあまるほどの魅力にあふれた作品です。

ということで、評価は9/10としました。

参考サイト:ゲオ宅配レンタル/IMDB/フィルマークス

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