「マーズ・コンタクト」映画感想(ネタバレ)火星でたったひとり取り残された男

マーズ・コンタクト(字幕版)
マーズ・コンタクト(字幕版)

「マーズ・コンタクト」は2018年のロシア製SF映画。結末までのネタバレを含むのでご注意ください。

作品情報


監督:アレクサンデル・クリコフ

キャスト
アンドレイ・スモリャコフ
アンナ・バンシチコーバ
マキシム・ビートルガン
グリゴリー・シエトビンダ
ユーリー・ツリーロ

原題:Forsaken

製作年:2018年

製作国:ロシア

上映時間:91分

感想

※結末までのネタバレを含むのでご注意ください

観終わったのの感想はひとこと変な映画だなぁ…です。

到着した火星でトルネードに見舞われ、宇宙船が激しく損傷。宇宙飛行士のチャパエフは自力での地球への帰還が困難になり、地球からの助けに希望を持ちながら、孤独なサバイバルを始めるが…。

これ、何の話…?

正直話をつかみづらくこれ何の話してるの?と観ている間ずっと思っていました。話が難解とかではなく、説明不足な箇所がありそのせいで話のつかみどころが見つからず難しく感じてしまいます。と、それはいったん置いといて話の筋がどんなものだったかを整理してみました。ざっくりまとめると、火星にひとりで取り残された主人公が必死のサバイバルをするなか、その姿をテレビ局の金儲けの道具として使われたことに失望し、人間との縁を切り自分を必要としてくれる人ならざる「何か」の元へ向かっていくというもの。一応、だいたいこういう話だったかなと思いますが、初めから終わりまで話がわかりづらくこれが合っているかは自信がありません。

ストーリーにつかみどころがなく「これ何の話?」と感じてしまう理由は、1)主人公が火星で生活している様子がほぼ描かれない、2)救出ミッションに向けた準備が描かれない、の2点です。まず、1)ですが、あらすじなんかを見ると主人公の孤独なサバイバルとか書かれていますが、その様子がほぼ描かれていません。そのため主人公に存在感がなく地球上のシーンばかりが目立ってしまっています。そのシーンとはおもに陽気なテレビタレントが出てくる番組のことを指していますが、孤独なサバイバルをする主人公の話にはそぐわないポップさで「俺は何を見せられているんだろう」と困惑してしまいます。まぁ「火星にいる孤独な主人公」と、「地球で浮かれている人類」の対比で描いているということだとは思いますが、さすがにやりすぎというかもっと作品のトーンに合った演出にしてくれたらなぁと感じました。あと「孤独」とは言いますが、強い孤独感に苦しめられるようになるまでの過程が描かれていないので、いつの間にか孤独になっていたという印象が強く、イマイチ主人公の心の動きが見えてきません。テレビ番組を通じて地球で自分が人気者になっていることをどう感じているのか?という点も描かれていないため火星に一人取り残されているということも伝わりづらくなっています。2)の方ですが、火星に取り残された主人公を救出するため、主人公を主役に据えた番組でその資金を稼ぎ救出に向かうという話になっていたはずが、その救出作戦に向けた準備が描かれていません。そのため、結局何の目的に向かって登場人物たちが動いているのかということがしばらく観ているとわからなくなってしまいます。一応、このシーンがなくても話としては成立しているのでなくても別にいいのですが、あったほうが話を見失わないで済んだと思います。

あと、細かいところで気になったのはアンナという管制センターに勤める女性とその夫(?)の話が無駄だったなという点です。アンナがチャパエフに気をとられそれに対し夫がやきもきするという展開ですがこれ、ばっさりカットしても全然問題ないです…。

総評

話のつかみどころがなく変な映画やなぁという感想が残りました。火星や宇宙船などCGのクオリティは高いのでそれ目的で観るにはいいかも…と一応良い点もあげておきました。というわけで評価は5/10としました。

ストーリー紹介

登場人物

チャパエフ:人類初の火星探査に向かった宇宙飛行士の男性。

火星に取り残された男

ロシアの宇宙飛行管制センター(MCC)は人類を火星に到達させるミッションを実行中でした。そして200日を超える航行の末、探査船が火星の地表に降り立とうとします。しかし、激しい砂嵐に見舞われ船体が制御不能になってしまいます。司令官のチャパエフはロケットを切り離し他の乗組員を緊急離脱させ、彼自身は実験モジュールでそのまま火星に不時着…。チャパエフの孤独なサバイバルが始まります。

「火星人」という番組が開始

MCCはチャパエフを救出するミッションをスタートさせようとしていましたがそのためには莫大な資金が必要でした。そんななか、あるテレビ局からチャパエフを主役にした生放送番組を作りたいとの申し出があり、その提案を受けることに。チャパエフの番組「火星人」は世界中で人気を博し、彼は一躍スターになりました。しかし、火星での孤独な生活が長引いたこともあってかチャパエフは幻聴のようなものに悩まされるように…。

チャパエフの選択

「火星人」放送中のトラブルから、それまで番組に出演していたチャパエフは合成技術を使って別の人間がなりすましていたことが判明。その事実を受けMCC側は火星のチャパエフと交信を開始。チャパエフに対し「君は事故の時点ですでに死んでしまっている」と話しかけます。すると、チャパエフは自分の存在を証明するかのように、彼の住居としていた実験モジュールを爆発させます。チャパエフは宇宙服を着て自分を呼ぶ声の主に会うために火星の地表を歩き始めました。

おわり

参考サイト:映画.com/Amazon

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