今回は「リーサル・ストーム」を鑑賞しました。
ハリケーンの到来に備え、避難を促すためにあるマンションを訪れた警察官が強盗団と対決することになるサスペンスアクション映画。
そこそこ楽しめるアクション映画という感じです。
かんたんな感想
個人的な評価は7/10点です。
作品情報
監督:マイケル・ポーリッシュ
出演:メル・ギブソン、エミール・ハーシュ、ケイト・ボスワース、デヴィッド・ザヤス
原題:FORCE OF NATURE
製作年:2020年
製作国:アメリカ
リリース:2021-07-21
上映時間:100分
映画サイトでの評価:「IMDB」4.5/10点、「フィルマークス」3.1/5点。
ストーリー紹介
感想
・ぼちぼちの面白さ
大型のハリケーンが迫る中、警察官が市民の避難を促すためにあるマンションを訪れるがそこに強盗団がやってきて・・・というサスペンスアクション映画。
警察官のコルディーロとペーニャは、大型ハリケーンが迫る中、自宅マンションに居座り続ける人々を避難させることになる。しかし、そこに武装した強盗団がやってきて銃撃戦に発展してしまう…という内容。
ちなみに、ジャケットにあるような竜巻が車をまきこむとかそういう場面はありません。
限定空間モノのアクションなので非常にシンプルで見やすいです。小難しい話はいらん!気軽に映画を楽しみたい!という気分のときにはぴったりの作品かなと思います。
キャラも魅力的でとてもいいです。主人公のコルディーロをはじめ、トロイ、レイ、ペーニャなど、どのキャラにもすぐ感情移入できました。主人公コルディーロの「やるときはやる」感、ペーニャの「まじめだけど警察としてはまだ未熟」感、レイの「粗暴に見えるけど実は優しい」感などしっかりとキャラ付けがされていて、しかもそれを演じるのがうまい役者たち…。コルディーロ役のエミール・ハーシュさんとか特にうまいですね。もちろん、レイ役のメル・ギブソンさんも流石で…。ただ、彼のイメージそのままのキャラすぎて当て書きされたのではと考えると少し笑えてきます。
強盗団がやってきてから、コルディーロとトロイ、レイとペーニャ、二人一組で敵と対峙する構成になっており、バディ物としての面白さもあります。アクションはトータルで見るとそれほど派手さはないものの、ここぞというところではキレのあるアクションが用意されていて、アクション映画としてすげぇしょぼいという感じにはなっていないと思います。
敵の大将(ジョン)は顔つきや言動の冷徹な感じがいいですね。でも、その部下はただの駒のような描かれ方であまり印象に残りません。そのため、途中で「あれ?敵あと何人いるんだ?」という疑問が湧いてきます。そのあと「もしかして、あと2、3人か?」と思い始めてからは緊張感が急激に薄れてきます。腕の立つ中ボス的なキャラを入れたらもうすこし緊張感が続くのではないかと思います。
また、マンションという限定空間で展開される話のためスケール感は乏しく、そこが気になる方もいるかもしれません。
まとめ
話がシンプルな分、気軽に見れる限定空間サスペンスアクション映画という感じです。
アクションに関してはそこまで大したことはないですが、その分巧い俳優陣の魅力でカバーのおかげで最後まで見ていられる…という。
この手の限定空間モノでいうと正直もっと面白いのがあるのであまりお勧めはできませんが、サブスクの見放題に入っていたら見るのもありかもしれません。
というわけで評価は7/10点としました。
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