「エスケープ・ルーム(2017)」映画感想ネタバレ(5/10点)物足りないソリッドシチュエーションスリラー

今回は「エスケープ・ルーム」を鑑賞しました。

脱出ゲームに挑戦した友人グループが恐ろしい目に合うというソリッドシチュエーションスリラー映画。

いろんな面で中途半端で物足りないのひとことです。

個人的な評価は5/10点です。

作品情報

監督:ウィル・ワーニック
出演:エヴァン・ウィリアムズ、アナベル・スティーヴンソン、エリザベス・ハワー、ダン・J・ジョンソン、ジョン・レラルディ、ケリー・デルソン、ダレル・チャーニー、キャシー・ダイアン・トムリン
原題:Escape Room
製作年:2017年
製作国:アメリカ
リリース:2018-04-20
上映時間:89分
映画サイトでの評価:「IMDB」4.2/10点、「フィルマークス」2.2/5点。

ストーリー紹介

ストーリーの流れを知りたい方はこちらをクリックしてください。(ネタバレを含みます)
タイラーは自分の誕生日をレストランで友人たちに祝ってもらっていた。タイラーの恋人クリステンの提案でエスケープルームという脱出ゲームにみんなで挑戦することになる。タイラー達は主催者の車に乗り目隠しをされた状態でゲームの舞台となる場所まで移動。クリステンを除いた全員が密室に閉じこめられ、目隠しを外し、謎解きを開始。

全員で謎解きを楽しんでいたが、タビーとコンラッドがある部屋に入った後、その部屋に酸性ガスが流れ込みふたりは死亡。

タイラー、ナターシャ、アンダーソンは通気口を這い外へ出ようとする。突き当りで謎解きがあり無事正解するが、アンダーソンの体の上でダクトが閉じ体が切断され死亡する。タイラーとナターシャはさらに先へと進み、出口にたどり着いたかと思いきやそこは元いた部屋だった。

生き残ったのはタイラーとナターシャのみになってしまう。彼らは「取っ手を引っ張るとそこから遠く離れたドアのロックが開く仕掛け」があるのを発見します。しかし、ドアは重く強い力で引っ張る必要があります。しかも、ドアが開くほど、取っ手を引っ張っている手が金属の板に両側から挟まれてしまい、ドアが開くほど板はどんどん閉まっていく仕組みになっていた。ナターシャが取っ手を引っ張り、タイラーがドアを開けことに。タイラーはナターシャの手が挟まれていることを知りながら、ドアを思い切り開け部屋を出る。ナターシャはその場に残されてしまう。(死亡したかは不明)

タイラーはモニター越しに映るクリステンと会話をする。タイラーはクリステンがエスケープルームに誘ったことから彼女がすべてのことを仕組んだと責める。両者の目の前にはそれぞれ2つずつボタンが用意されていた。「相手を助ける」「自分を助ける」というボタンである。宣言時間が迫り、タイラーは「自分を助ける」、クリステンは「相手を助ける」を押す。タイラーは座っていた椅子から飛び出てきた鋭い金属の棒に刺され死亡。クリステンの檻が開き、彼女は檻の外へ出る。その先にあるシャッターを開けるとそこは屋外だった。

クリステンは公衆電話から警察に電話を掛ける。事件に巻き込まれたと話している途中、相手の声が別人に変わる。エスケープルームの主催者がクリステンと会話をするため電波ジャックをしたのだった。主催者は現実から逃避(エスケープ)できた夜を提供したとクリステンに言い放つ。

感想

エスケープルームという脱出ゲームに挑戦することになった友人グループだったが、そこで実際に死人が出てしまい・・・という内容

・中途半端な映画という印象

キャラ設定や用意された謎、敵キャラの正体などが中途半端で面白くありません。キャラ設定でいうと主人公と不倫しているキャラが出てきますが、そこまでキャラが活かされずその場限りの興味をひくためのものにしかなっていません。クリステンがもしかしたら黒幕かもという展開も興味の持続の役割こそありますが掘り下げて語られず消化不足感があります。敵キャラの正体もはっきりとした目的も最後までわからずもやもや感が残ります。

密室から抜け出そうとするソリッドシチュエーション映画ということでどうしても「ソウ」と比較してしまいます。「ソウ」と比べるとグロ描写が少なく刺激が足りません。まぁ3カ所ほどそういう描写はありますが、きちんと見せてくれないので物足りないという印象です。

まとめ

何もかもが中途半端で面白くないソリッドシチュエーションスリラーという感じ。

この手のジャンルの映画で面白い作品はもっと他にあるのでそちらをおすすめします。

というわけで評価は5/10点としました。

コメント