「プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵」映画感想ネタバレ(7/10点)アパルトヘイト時代の実話をもとにした脱獄スリラー映画

今回は「プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵」を鑑賞しました。


ジャケットには、主役の二人の顔が大きく描かれ、その下には舞台となる刑務所が配置されています。

アパルトヘイトへの抵抗運動をする二人の白人男性が政治犯として刑務所に入れられ、そこから脱走を試みる…というスリラー映画。

若干盛り上げ不足の箇所があるもののしっかりとハラハラできる映画に仕上がっていています。そして何よりこれが実話をもとにしているという事実に素直にすげぇなと思いました。

個人的な評価は7/10点です。

作品情報

監督:フランシス・アナン
出演:ダニエル・ラドクリフ、ダニエル・ウェバー、マーク・レオナード・ウィンター、イアン・ハート
原題:Escape from Pretoria
製作年:2020年
製作国:イギリス / オーストラリア
リリース:2021-01-22
上映時間:106分
映画サイトでの評価:「IMDB」6.8/10点、「フィルマークス」3.6/5点。

ストーリー紹介

ストーリーの流れを知りたい方はこちらをクリックしてください。(ネタバレを含みます)
アパルトヘイト下の南アフリカが舞台。

人種間の不平等撤廃を訴えるアフリカ民族会議の一員であった白人のティムとスティーブン。彼らは人種差別撤廃を訴えるメッセージの書かれたビラ入り爆弾を街中で爆発させたことで逮捕されてしまう。

ティムは12年、スティーブンは8年の懲役が確定し同じ刑務所に収監されることになる。

ふたりは、刑務所内で知り合ったレオナールとともに脱獄の計画を立てはじめる。

それは、木を使って独房やその他の扉を開けるカギを作り脱獄するというもの。

看守の目を盗みカギ作りに励んだ彼らは、ついに10コすべてのカギを作りついに脱獄の日を迎える。

順調にカギを開けていく3人。最後の扉だけ作ったカギで開けることができないトラブルはあったが、無事脱獄に成功する。

感想

・事実をもとにした脱獄スリラー
アパルトヘイト下の南アフリカで人種差別撤廃運動をしていたティム・ジェンキンという実在の人物をもとにした脱獄スリラー映画。ティムを演じるのは主人公をハリーポッターでおなじみのダニエル・ラドクリフ氏。

さっそく結論を言うとなかなか面白いです。脱獄もの映画って今までほぼ見たことなかったのですが、こんなに面白いんだと感動しました。ただ、ほかの方のレビューなんかを読むとこれは脱獄もののなかでは淡々として薄味な方だということらしい。じゃぁ、ほかの脱獄ものはもっと面白いのか!とこの手のジャンルへの興味が高まっている状況です。

淡々としているとはいっても脱獄ものビギナーな僕としては手に汗握るサスペンス的なシーンは多くあると思っていて、十分楽しめました。でもたしかに、この場面もっとハラハラできるシーンにできそうなのに、とむずがゆく感じるところもありました。たとえば、ガムを使って落ちたカギを独房の中から取るというシーン。ほかの映画なら看守が近づいてくる足音が聞こえる中バレるギリギリでカギを拾えたとか、例えばそういうシーンを入れると思うんですが本作はそれをしてないんですね。また、看守に計画がばれそうなる場面はあるもののあとはひたすらカギを作るというシーンが続くので、場面ごとにハラハラしても全体の印象としては淡々としているというのは否めないかな。僕の予想ですが、この淡々とした作風は本作が事実をもとにしている映画だからですね。事実をもとにしている映画は、監督の事実と違う過剰な盛り上げは控えたいという意向があるのか、あるいは単に実録ものタッチの映画を目指しているのか、とにかく「あえて淡々とした作風」のパターンが多い気がします。

繰り返しになりますが、それでもやはりハラハラするシーンの多いスリラー映画であることは間違いない。もっとハラハラするシーンを入れ込めそうなのに(おそらくあえて)そうしていないというだけで。カギの製作過程も緻密に描かれていて工作モノ?としての楽しみ方もできますしね。

まとめ

盛り上げが抑制されている点は少し気になるもののちゃんとハラハラできるスリラー映画でした。脱獄ものをもっと見たいという気にさせてくれた映画でもありますし。

この話が実話をもとにしているというんだからスゴイですよね。やはりフィクション作品とは重みが違うというか。とにかく見れてよかった作品でした。毛むくじゃらのダニエル・ラドクリフ氏を見たいという方にもおすすめですよ。

というわけで評価は7/10点としました。

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