「EVIL エヴィル」映画感想(ネタバレ)死後の世界を証明する科学者

EVIL エヴィル(字幕版)
EVIL エヴィル(字幕版)

「EVIL エヴィル」は2018年のアメリカ製ホラー映画。監督は短編映画を何本か手掛けてきたマリオ・ソレンティ。主演のアンドレ・メイソンを演じたのは「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のトーマス・クレッチマン。

結末までのネタバレを含むのでご注意ください。

作品情報

監督:マリオ・ソレンティ

キャスト
トーマス・クレッチマン
ナディーン・ベラスケス
ジョシュ・スチュワート
クリス・コイ
マット・マンロー
ベックス・テイラー=クラウス

原題:Discarnate

製作年:2018年

製作国:アメリカ

上映時間:87分

感想

※結末までのネタバレを含むのでご注意ください

ホラーとして怖くはないけど個人的に好みな要素がありそこそこ楽しめました。

科学者メイソンの研究。それは“死後の世界”の存在を証明する、というものだった。幻覚作用のある“セラム”という薬品を開発したメイソンは、郊外の廃屋を舞台に最終実験を開始。自らの肉体にセラムを注射した6名の研究チーム、やがて彼らは様々な超常現象に遭遇し、“死者の姿”が見えるようになる。だが、“この世”と“あの世”の禁断の扉が開かれた時、想像を絶する恐怖がチームに襲いかかる…。

ホラーとしては物足りないけど…

個人的にはそこそこ楽しめた映画ですが正直ホラーとしては怖くないので物足りませんまず、ジャケットにも出ている「笑う男」のビジュアルがただのモンスターのようで、ゾッとするお化け的な何かを期待していた身からするとどうも怖さがありません。ただ、モンスターとしてみるとそのビジュアルはなかなかイケてるということを付け加えておきます・・・。あと、一応「笑う男」以外に人の姿をした幽霊が出てきたりして、その中にはちゃんとゾッとする怖い場面もありました。なかでも、お面をかぶった少女はぞくっとする怖さがありよかったのではないでしょうか。

「笑う男」に研究メンバーが襲われ始める終盤からは本当に「モンスター映画」のような展開になっていくのでそういう目で見るとなかなか楽しめました。「笑う男」にやられた人物たちの顔がえぐい感じにつぶれてしまう描写は見ごたえがありだんだんと「笑う男」が怖く見えてきます。あと、ケーシーというキャラが「笑う男」を目視するためセラムの注射を自分にも刺せという展開も熱くてよかったですね。彼のように一歩引いた視点で状況を見ていた人間が、主要キャラの仲間になり共闘するというアガる場面です。

既に書いたように個人的に本作はある要素のおかげで楽しむことができました。その要素とは「死後の世界を科学的に証明する研究者が登場するという点。「死後の世界」以外にも、オカルト全般を科学的に解き明かす話が大好きで、条件反射的にそういった要素が出てくると個人的にテンションががぜん上がり評価が甘くなってしまいます。なぜ自分がここまで好きなのかいまいち言語化できていなかったので今回改めて考えてみました。現時点での答えは「科学という自分にとって身近な視点からオカルトを解き明されることでその事象(幽霊や死後の世界)が存在することに説得力が増し気持ちよく信じられる」ということです。もちろん映画というフィクションの中の話とは分かっていますが、少なくとも観ている間は信じやすくなるということです。オカルト的な未知なる世界を信じたい身としては本作のような作品はどうしてもテンションが上がってしまいます。ちなみに、これに似た話は「ファースト・コンタクト」の記事でもしました。

総評

ホラーとしてはあまり怖くありませんが、個人的な理由と、終盤にモンスター映画的展開があるのでそこそこ面白いかも…という程度には楽しめました。というわけで評価は6/10としました。

ストーリー紹介

登場人物

メイソン:死後の世界を証明しようとする科学者。セラムという薬品を開発し、研究メンバーとともに実験を開始する。

マヤ:幻覚作用のあるセラムという薬品を作るために必要な植物をメイソンに提供する。研究メンバーの一人。

死後の世界を証明しようとする実験

メイソンはある家で仲間と共に死後の世界を証明する実験を開始。研究メンバーはそれぞれセラムという幻覚作用のある薬品を注射し、“あの世”から人ならざる者が現れるのを待ちます。やがて、メンバーたちは次々と幽霊のようなものを見るようになります。その中に人を食らい命を得ようとする「笑う男」というモンスターがいて、メンバーを襲うようになります。

メイソンの真の目的

あるメンバーによってメイソンの真の目的が明らかにされます。実はメイソンの目的は死後の世界を証明することではなく、以前息子を連れ去った「笑う男」を捕獲することでした。

「笑う男」との戦い

人間を捕食することで人間に近づこうとする「笑う男」はメンバーを次々と殺し始めます。メイソンやほかのメンバーたちは「笑う男」と格闘になり、メンバーの一人(マヤ)がスコップでとどめを刺します。ここでメイソンは以前からあちらの世界の住人だったことが明らかになります。こちらへ帰ってきていたのはマヤたちを「笑う男」から救おうしたからでした。メイソンはいつの間にかその場から姿を消していました。

化け物はほかにもいた

場所は変わり…。そこには大勢の「笑う男」に似た何かが寄り集まってうごめいている姿がありました。

参考サイト:映画.com/Amazon

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