今回は「ラスト・パーティー」を鑑賞しました。
パーティに参加するため離島を訪れた高校生たちが、何者かによって殺されていく…というサスペンスホラー映画。
殺人シーンが面白みがなくあまり楽しめませんでした。
個人的な評価は6/10点です。
作品情報
監督:ドミニク・ハートル
出演:エリザベス・ワビッチ、マイケル・グランチニグ、アレクサンドラ・シュミット、ヴァレリー・フーバー、アントニア・モレッティ、フェルディナント・ゼーバッハ
原題:Die Ietzte Party deines Lebens
製作年:2018年
製作国:オーストリア
リリース:2021-07-14
上映時間:92分
映画サイトでの評価:「IMDB」5.1/10点、「フィルマークス」2.3/5点。
ストーリー紹介
感想
・殺し方に面白みがない
高校生グループが離島で行われる大規模なパーティに参加するが、そのメンバーが次々と殺されていき…というサスペンスホラー映画。
高校生のジュリアやその友人たちが卒業前の休みを利用し離島で行われる大規模なパーティに参加する。そのグループの一人が行方不明になり、その後もメンバーが次々と殺されていく。メンバーの中に怪しい人物がいたことからパニックに陥るジュリアたちだったが、ついに真犯人が判明し…という内容。
行楽地でバカンスを楽しんでいた若者が次々と殺されていき、しかも、犯人はその中の誰からしい…というよくある型のホラー映画。「本作ならでは」と言えば、舞台が超規模の大きいパーティが行われる離島ということですかね。音楽に合わせて人々が踊り狂うパーティシーンって目がチカチカするし、話が前に進んでないからあまり好きではないんですが、それでもこの規模の大きさでみんな羽目を外してエンジョイしている姿を見ると自然とワクワクしてきます。
そんななか、グループの中から行方不明者がでて、さらに次々とグループのメンバーが殺されていく展開に。最初の犠牲者であるデニースが犯人に屋上におびき寄せられ地面に落下して死ぬ場面なんかは大掛かりで派手さがあり、この後もこのレベルの殺人シーンが見れるなら、間違いなく面白いぞ!と楽しみにしていたのですが、そのあとは割と地味目な殺人シーンしかなく・・・。しかも、主要キャラの多さのわりに、死ぬ人間は意外と少ないという。ラスト含め犯人と対峙するシーンが全体的に盛り上がらず物足りなさを感じました。
さらに言うとどのキャラもあまり掘り下げて語られず、感情移入がしづらいのも難点かな。主人公であるジュリアでさえもキャラが薄く、ストーリーを真剣に追う気にもなれず。
中盤、50分あたりからはそこそこ面白くなっていきます。もしかしてこいつが犯人じゃね?いやあいつじゃね?とグループのなかで犯人探しが行われるあたりですね。ジュリアたちグループの過去の非道な行い、かつ、犯人の動機が垣間見えてくるのもこのあたりですし。でも、上に書いた通りラストの犯人との対峙もしょぼいため、全体的には盛り上がりに欠ける映画という印象が残りました。
最後にチラッとある人物の死体が映される場面は悪趣味すぎるし、そんな仕打ちを受けるキャラでもないので、本気でドン引きしてしまいました。最後になんでこんな後味の悪い描写を入れ込んでくれたのか?謎です。
まとめ
パーティシーンなどワクワク感を味わえる場面もあるものの、面白みのない殺人が続くサスペンスホラー映画という感じ。
全く楽しめないわけではありませんが、おすすめもしづらい作品です。
というわけで評価は6/10点としました。
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