「デッドトリガー」は2017年のアメリカ製ゾンビ映画。
結末までのネタバレを含むのでご注意ください。
作品情報
監督:
マイク・カフ
スコット・ウインハウザー
キャスト:
ドルフ・ラングレン
オータム・リーサー
ロミオ・ミラー
イザイア・ワシントン
オレッグ・タクタロフ
ルシアナ・キャロ
ジャスティン・チョン
ジョエル・グレッチ
ジェフ・ラム
加賀美聖良
原題:Dead Trigger: Unkilled
製作年:2017年
製作国:アメリカ
上映時間:91分
感想
新鮮さがなくつまらないゾンビ映画でした。
ゾンビ感染症が発生。感染症を一掃するため、対ゾンビ特殊部隊(CSU)が結成された。CSUは高得点ゲーマー、格闘家、犯罪者などゾンビに立ち向かえる有望な若者を続々とスカウトし入隊させた。スカウトされた若者たちは歴戦の猛者ウォーカー大尉(ドルフ・ラングレン)から訓練を受ける。続々と感染者が増加の中、感染症の発生源であるターミナル島でゾンビ治療薬を研究しているチームからの連絡が途絶えた。そこで上層部はウォーカー大尉率いる部隊に捜索と救出の任務を伝え現地へと向わせた。到着した部隊を待ち構えていたのは、すでにゾンビ感染者に制圧されていた研究所だった。今、島を完全に制圧する勢いで増殖するゾンビ軍団とウォーカー率いる部隊との壮絶なサバイバル・バトルが開始された!
淡白でつまらないゾンビ映画
※【重要なネタバレなしの感想】とその後【重要なネタバレを含む感想】が続きます。
いたってノーマルなゾンビ映画、いや、いたる所で淡白さが目立つ普通より少しつまらない映画でした。ひたすら銃撃戦が続くのでよく言えば退屈はしないのですが、だからといって面白いわけではありません。盛り上がりそうな場面もやたらとあっさりと描写しているのでテンションがどうも上がりません。例えば、途中でゾンビを“飼っている”伝説的なゾンビハンターの女たちと主人公側がお互いに銃を向けあい対峙する場面。このふたりと何らかの戦いが繰り広げられるのかと思いきや、次のカットではもう主人公チームの仲間に加わっているという…。個人的にはこのふたりがゾンビを使って主人公たちと戦うとかあるのかなと思ったんですが。このような淡白さは映画全編にわたって見られ正直いってどこを楽しんだらいいのかわかりません。本作が人気スマホゲームを映画化したものだと知っていたので、どうもやっつけ仕事に見えて仕方がありません。監督も仕事が来たから金のためにやっただけじゃないのか?というのはただの邪推ですが…。
重要なネタバレあり
「ゲーム原作」らしいところは、ミッションを受けてそれを達成する、という基本のストーリーはもちろん、ラストあたりに出てくる“試練”というワードや、何十人もゾンビがいるなかたった三人で突っ込んでいって銃撃でゾンビを倒す絵面とかはすごくゲームっぽいなと感じたあたりです。原作の方のファンの方はこの映画を観てどういう感想を抱くんでしょうか。そのあたりが気になるところです。
総評
テンポも速くゾンビと戦うシーンがやたらと多いのでそういう意味では退屈しない映画ではありますが、だからといって面白いわけではありません。こうやって感想記事を書くときに熱を入れて書きたくなる作品でもなく良くも悪くも印象に残らない映画でした。
というわけで評価は6/10としました。
ストーリー紹介
2025年、ターミナルシティ。
アウトブレイクが発生し街中にゾンビがあふれかえる中、対ゾンビ特殊部隊(CSU)されます。クリスはCSUにスカウトされ入隊。
クリスの他にも様々な経歴を持つ若者たちがスカウトされており、彼らは元警官の教官ウォーカー大尉から訓練を受け兵士としてのスキルを身に着けていきます。
そんなある日、感染症の発症源であるターミナル島の研究所の研究員と連絡が取れなくなったとの情報を得たCSUは現地に赴き調査を開始。襲い来るゾンビを倒しつつゾンビ治療薬のDNA情報を持った研究員の女性(タラ)を発見。
ゾンビパンデミックを終結させるため、そのDNA情報をもって安全地帯まで移動を開始。その間も次々と仲間がやられて行くなか、クリス、タラ、ウォーカーの3人はゾンビ殲滅作戦中だった他の部隊のところに無事DNA情報を届けます。その後、ウォーカーはクリスとタラがその部隊に保護されたところを見届け、再びゾンビが待つ戦場へと戻っていきました。
と、これまでの出来事はクリスがプレイしていたVRゲームのものでした。この後、クリスのいる現実世界でもアウトブレイクが発生。そして、そのゲームをプレイしていたクリスは軍に入隊し、ゾンビと戦うことになったのでした。
おわり
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