「ザ・ミスト」映画感想(ネタバレ)酸素ボンベ重要映画!

ザ・ミスト(字幕版)
ザ・ミスト(字幕版)

「ザ・ミスト」は2017年のフランス映画。監督はダニエル・ロビィ。主演は『ゲティ家の身代金』のロマン・デュリス、『007 慰めの報酬』のオルガ・キュリレンコ。

結末までのネタバレを含むのでご注意ください。

作品情報

監督:ダニエル・ロビィ

キャスト
ロマン・デュリス
オルガ・キュリレンコ
ファンティーヌ・アルドゥアン
アンナ・ゲイラー
ミシェル・ロバン

原題:Dans la brume

製作年:2017年

製作国:フランス

配給:カルチュア・パブリッシャーズ

上映時間:89分

参考サイト映画.com

あらすじ

マチューとアナ夫妻には、幼少期の病気のせいで隔離部屋の医療装置から出られない11歳の娘がいた。ある日、パリで大地震が発生し、街中が濃霧に包まれてしまう。夫妻はビルの屋上に避難したものの、娘を部屋から救出できずにいた。レスキュー隊も為す術がなく医療装置のバッテリー切れが迫る中、2人は娘を助けるべく霧の中へ飛び込むが……。(映画.com

感想

※結末までのネタバレを含むのでご注意ください

パンチは弱いがそこそこの面白さ

パンチは弱いもののそこそこ楽しめた映画です。

マチュー・アナ夫妻とその娘サラはパリのアパートで暮らしている。サラは自己免疫疾患を抱えており特殊な医療カプセルでの生活を余儀なくされていた。そんなある日、突然、致死性の霧で街中が覆われてしまう。マチューとアナは霧の達しないアパートの上階に逃げ無事だったものの、サラのいる医療カプセルは霧の中に取り残されてしまった。彼らの住むアパートは停電し医療カプセルへの給電はバッテリーを交換するしか方法がない。霧の位置が次第に上昇する中、夫妻は娘のサラをなんとか助けようとするが…というお話。

いわゆるポストアポカリプス物の一種と言えるとおもいます。ある一家族の視点に絞って話が進むので、霧の発生原因やその他の人々がどうやって生き延びているのかということはほぼ描かれません。抜本的な問題の解決が主人公の最終目標ではないという点も多くのポストアポカリプス映画と同じと言えます。

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低予算映画かと思いきやパリの街が霧に包まれる場面がしっかり描かれており、そこだけ切り取るとエメリッヒ的ディザスター映画ぽさも感じるほど。正直完全になめていたのでそこそこ金かかっているようで思わぬお得感がありました。いや、低予算だけど金を掛けるところはしっかり金を掛けて貧乏くさくみせないようにしようにしているという方が正しいかもしれません。おそらく現代から少し先の未来の話であろうということが登場人物たちの使うコンピュータやその他デバイスの「少し未来のテクノロジーぽい感じ」で示されており、さりげないけどしっかり金を掛けて作りこんであるなぁと感動しました。霧の発生の理由もはっきりとは説明されないまでも、少し未来の話らしいことから人類の環境破壊の結果、霧が発生したのか?とかいろいろ想像を膨らませることができるようになっています。

ポストアポカリプス物では個人的に、普通の人間同士の生存本能むき出しの争いが観たいと思っているのですが、本作はその点物足りないと感じます。一応そういうシーンがあることにはあります。主人公が見知らぬ人物の酸素ボンベを見つけ持ち帰ろうとしたところで、その持ち主に見つかりもみ合いに発展、という場面のことです。たったこの一カ所しかないのは正直残念でした。街中で狂暴な犬に襲われるという場面もありますが、犬って…。もっと人間同士の争いを入れ込んでくれたら満足度が高めだったんですが…。

まぁ退屈はしない程度には面白いもののキャラの行く末を見届けたいと強く思えるほどのめりこむことができませんでした。オチが予想できたのも一つの理由ですが、キャラの魅力不足も大きいと思います。特に娘サラの描きこみが不足している気がします。もっと彼女のキャラをじっくり見せておくべきだったのではないでしょうか。

総評

ポストアポカリプス物としてはパンチが弱く物足りない点もありますが、そこそこおススメです!というわけで評価は7/10としました。

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ストーリー紹介

登場人物

マチュー:求職中の男性。

アナ:オンライン講義で生計を立てる女性。マチューの妻。

サラ:自己免疫疾患を抱える少女で、外気と隔離された医療カプセルで生活している。

パリで暮らすある一家

マチューは妻アナ、娘のサラとともにフランス・パリのアパートの2階に住んでいました。サラは免疫系の病気のため外気と隔離された医療装置“カプセル”に入って生活を送る日々です。

突然街が霧に覆われる

そんなある日、地震とともに街中に突然霧が雪崩れ込んできます。マチューとアナは移動が困難なサラを“カプセル”に残し、3階に住むリュシアン夫婦の家に避難させてもらいます。霧は街中を覆いつくし、マチューのアパートにも霧が充満…。マチューが外を見渡すと街中の家々の2階あたりまで霧がたまり一向にひいていく様子がありません。さらにアパートは停電になり電気は使えず、サラのいる“カプセル”は充電池による作動に切り替わり霧が“カプセル”内に入るのを防いでいる状態です。

サラの様子を見に向かう

マチューは霧に人体に影響があってはならないと、酸素マスクを入手したうえでサラのもとへ。食料等を渡し、充電池を取り換えあと様子を見るためアパートの外へでます。街中には乗り捨てられた車、そして大勢の人間の死体がありました。人間が霧を吸い込むと呼吸困難に陥り死亡してしまうのです。

特製スーツを手に入れるが…

その日の夜、マチューは霧の位置が上昇していることに気づきました。このままでは家族全員が死んでしまうと考え、避難すべく動き出します。サラが“カプセル”から出るためには特製のスーツが必要です。そこでマチュ―とアナはスーツを手に入れるため酸素マスクをつけ、ある建物に入ります。無事スーツを手に入れ帰ろうとしたところ突然ふたりを爆風が襲います。その際、マチューが身に着けていた酸素マスクのチューブに火が燃え移り使い物にならなくなってしまいました。ふたりは酸素を分け合いながら急いで霧の達していない上の階まで登ります。マチューの提案で、アナが酸素マスクをつけ家までスーツを持って帰り、酸素マスクのないマチューは霧を避けるため建物の屋上を伝いなんとか帰宅することに…。

“カプセル”の電池が残りわずかに

アナは酸素の残量が残り少ない中、なんとか家にたどり着きます。落ち着いたところで持ち帰ったスーツを見ると先ほどの爆風で焦げて使い物にならなくなっていました。その頃、サラのいる“カプセル”の充電池の残りが少なくなっていることにアナは気づきます。ボンベの酸素も底をつき、アナは息を止め“カプセル”のある部屋まで行き電池を交換。しかし、霧の達していない3階にたどり着く前に息絶えてしまいました…。ある男から酸素マスクを奪い取ったマチューが帰宅し、アナの死体を発見。霧の位置がどんどん上がってきており、マチュ―は落ち込む暇もなくサラ用のスーツを見つけに出かけます。街中である死体がスーツを身に着けていたのを発見。それをもってバイクを家まで飛ばしていました。その途中、霧の中に子どもの人影をみつけ急いでハンドルを切ったところ事故を起こしてしまいます。そこへ何も身に着けていないサラと、同じ疾患を持つサラの友人が駆け寄ってきました。なぜかその霧の中ではサラたちは生身のまま生活ができるようでした。

マチューが目を覚ました場所は…

マチューが目を覚ますとそこはサラがそれまで住んでいた“カプセル”の中でした。サラと街中で再開した後意識を失ったマチューは霧にさらされないようサラによって“カプセル”に入れられたのでした。

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