「ディレイルド 脱線」映画感想(ネタバレ)いろんなジャンルを詰め込んだ珍品

ディレイルド 脱線」は2018年のアメリカ製スリラー映画。

結末までのネタバレを含むのでご注意ください。

作品情報

監督:デイル・ファブリガー

キャスト
カーター・スコット
シェー・スモリク
エヴァレット・ウォーリン
ローガン・コフィー
ランス・ヘンリクセン
フランク・ラマース

原題:D-RAILED

製作年:2018年

製作国:アメリカ

上映時間:80分

感想

二転三転する展開に困惑しつつ楽しくなってくる映画です。

豪華なディナーを楽しみながら推理ゲームを行う体感型イベント列車“殺人ミステリー急行”。このツアーに初めて参加するイヴリンや、家政婦と同乗した10代のアビゲイルらを乗せ、出発の汽笛と共にゲームの幕は上がった。

先の読めない話が楽しい珍作

※【重要なネタバレなしの感想】とその後【重要なネタバレを含む感想】が続きます。

重要なネタバレなし

面白いかどうかはさておき、二転三転する展開に驚きつつも、その先の読めなさがだんだん楽しくなってくる映画でした。この先の読めなさこそが本作の魅力なので詳しい感想については重要なネタバレありのコーナーで話していこうと思います。タイトルやジャケットでどういう話かというのが分かってしまう部分があるので、そのあたり上手く意識を向けないようにして鑑賞してください。

ストーリーの本筋以外の部分でいうと、役者はなかなか個性的でよかったかなと思います。主役のイヴリンはめちゃくちゃ美女。10代のアビゲイルという少女役もめちゃくちゃ華があります。華があるってこういことを言うんだなとしみじみと感じます。仕切り役のシルクハットをかぶった男性も太ったトムハンクスぽくはありますが、雰囲気がありました。彼らが一堂に会する序盤の列車内でのディナーシーンはワクワク感があり、この先の展開への期待度が高まっていきます。

重要なネタバレあり

ジャケットやタイトルから列車パニック系映画だという印象が強いですが、本筋はそこではありません。というより、いろんなジャンルを混ぜ込んでおり、このジャンルの映画だ!と断言しづらい。まず、序盤は列車内で殺人事件を推理するゲームが行われるという展開から始まります。個人的に好きな「アトラクションかと思ったら本当に危険な目に遭ってしまう」系映画の一種のようです。ということは、アトラクションとして偽の殺人事件が起こったかと思ったら実際に死人が出て主人公も危ない目に遭って…という展開に向かっていくのかと思うとそうではありません。偽の殺人事件が起こる前に客の中に紛れていた強盗犯が現れ、邪魔者になった者を殺し、客から金品を奪い始めます。強盗犯は機関士も殺してしまったことで列車が暴走を開始。あ、これは乗客たちが列車を何とか止めようとする列車パニック系映画になっていくんだなと思っていると、すぐに列車は脱線。乗客たちは湖に落ちてしまいます。そこへなんと得体の知れない化け物が出現。ここからはモンスターパニック映画へ…。乗客たちが次々と化け物に襲われる中、主人公のイヴリンはなんとか生き延び駅へたどり着きその場にいた女性に助けを求めます。しかし、女性がイヴリンを残し別の場所に行っている間にイヴリンは姿を消していました。実はイヴリンは100年ほど前に起きた列車脱線事故の被害者で、霊体として現代に蘇っていたのでした。と、ここで終わりとなります。恐怖体験アトラクション系映画⇒列車パニック映画⇒モンスターパニック映画⇒心霊ホラー映画、とよくぞここまでいろんな要素を詰め込んだなと思う作品で、観ている間その二転三転ぷりに困惑しつつもだんだんと楽しくなってきます。ひとによってはめちゃくちゃな映画だと感じると思いますが不思議と嫌いになれない作品でした。珍品であることは間違いないので借りる際はご注意ください。

総評

いろんな要素を詰め込み勢いでもっていこうとする作品。とっ散らかっていると言えばその通りで、人によっては怒るのも無理はないかなと。個人的にはこの振り回される感じは割と嫌いではありませんでした。というわけで評価は7/10としました。

ストーリー紹介

イヴリンは、殺人事件の推理が楽しめるイベント列車“殺人ミステリー急行”に乗車…。

列車が出発してしばらく経った頃、客の中に紛れていた列車強盗が銃でそこにいた人々を脅し金品を巻き上げ、反抗するものは容赦なく殺していきます。

強盗犯は列車から降りるため機関士に列車を止めるよう命令。しかし、機関士が抵抗したことで相打ちとなり、列車は速度を落とすことなく急カーブを迎え脱線。

イヴリンやその他の乗客たちを乗せた車両は湖のような場所に落下。その場から脱出しようとすると水中から得体の知れない怪物が現れ次々と乗客たちを襲っていきます。

唯一の生き残りとなったイヴリンは助けを求めるため、線路上を歩き、ある駅にたどり着きます。そして、事務所のような場所でそこの女性スタッフに事の顛末を話します。その女性は別のスタッフの指示を仰ぐためイヴリンをその場に残し退出。しばらくして、事務所に戻るとそこにイヴリンの姿はありませんでした。

実は、イヴリンは100年ほど前の列車脱線事故で亡くなった女性でした。その女性スタッフが話したのはイヴリンの幽霊だったのです。

おわり

参考サイト:映画.com/Amazon


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