今回は2020年12月23日にリリース(ツタヤ先行)された「カウントダウン」を鑑賞しました。
自分の余命がわかるスマホアプリ“カウントダウン”を利用し始めた人々が次々と不審な死を遂げていき…というホラー映画。
余命がわかるアプリという題材自体はなかなか面白いものの、それ以上のものはなく…という感じでした。
さて、本記事の前半は、あらすじ・スタッフ・キャストの紹介をします。そして、後半の「ストーリー紹介」「感想」へと続きます。
あらすじ
若者たちが自分の余命のわかるアプリを見つける。スマホにダウンロードし、自分たちの余命年数で盛り上がるが、その中の一人の女性コートニーには余命が「3時間」と通知が届く、アプリのカウントダウンが「0」になった時、彼女は想像を絶する恐怖に襲われた・・・・。亡くなったコートニーのボーイフレンドのエヴァンは交通事故を起し緊急入院。入院直後にエヴァンもアプリの通知通りに謎の死を遂げる。
スタッフ・作品情報
監督:ジャスティン・デク
原題:Countdown
製作年:2019年
製作国:アメリカ
上映時間:90分
キャスト
アン・ウィンターズ
エリザベス・レイル
チャーリー・マクダーモット
ピーター・ファシネリ
タリタ・ベイトマン
トム・セグラ
ジョーダン・キャロウェイ
ティチーナ・アーノルド
P・J・バーン
映画サイトでの評価
海外の映画サイト「IMDB」での評価は10点中5.4点(25,866件の評価)。
国内大手レビューサイト「フィルマークス」では5点中3.2点(183件の評価)。
ストーリー紹介
感想
※今回は重要なネタバレなしで行きます。
ジャケットは余命がわかるアプリの画面と背後には主要登場人物で中央の一番大きく映る女性が主人公のクイン。
余命がわかるスマホアプリ“カウントダウン”。ダウンロードして規約に同意すると自分の余命が表示される。余命60年とか普通の寿命が表示される人がいる一方で、あと数時間との表示が出てビビる人も…。主人公のクインも約22日と、本来の寿命とは到底思えない時間が表示される。クインは死の運命から逃れようと奔走することになるのだが…と簡単に言うとこういうお話です。
ホラーとしての怖さはいかほど?
ホラー映画として怖いか?と聞かれるとそこそこという感じでしょうか。主人公に迫る悪魔というか死神的ルックスの何かの見た目は遠目でみるとなかなか怖くて良いと思います。ただ、おっ!と思える印象的なホラー描写はなく、ホラー映画としては凡庸という感じです。
余命がわかるスマホアプリ
今作の重要なアイテムである余命がわかるスマホアプリは現実にもありそうで(というか調べたら実際にあった)身近な題材なだけに映画の中に入り込みやすいのでなかなか面白いと思いました。でも、アプリで余命がわかるという以上のアイデアを入れこみ話を展開させようはしていません。なんかもっとないのかよ!と見ながら思ってしまいました。規約違反という通知が何度も届くという描写は実際にあるわけだからその辺を使ってなんとか面白くできそうなんですよ。後で判明しますがこの通知が届いていたのは死を恐れて行動を変えたからという単純なもの。規約に死を回避できる手段が含まれていて、それをしっかりと読み込んで規約違反を起こさないようにすれば死を回避できる的なゲーム的要素をいれてそこを中心に話を展開すればもっと面白くなりそうです。
キャラやセリフで笑わせてくれる
ハイテンションで型破りな神父とか、ガジェット屋のおじさんとか、クインとマットのやり取りとかユーモアもあってそこはアクセントになっていてよかったと思います。特に神父のキャラが良かったですね。神父がクインたちを悪魔から救うためにやる儀式の場面とか笑いもあるけどしっかり怖くてなかなか見ごたえがありました。
総評
ホラーとしてまったく怖くないわけではないし、ユーモアもあってそこそこ退屈しない映画だと思います。ただ、余命がわかるアプリの設定をもっと練ったらもっと面白い映画になったかな。
というわけで評価は7/10としました。
参考サイト:ゲオ宅配レンタル
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