「クラウンタウン」映画感想(ネタバレ)2組の男女がやってきたのはクラウンが支配する町だった

「クラウンタウン」は2016年のアメリカ製スラッシャーホラー映画。

結末までのネタバレを含むのでご注意ください。

作品情報

監督:トム・ナジェル

キャスト
ブライアン・ナゲル
ローレン・コンプトン
アンドリュー・スタトン
ケイティ・キーン
デヴィッド・グレイトハウス
トム・ナジェル
グレッグ・バイオランド
メアリアン・ナゲル

原題:ClownTown

製作年:2016年

製作国:アメリカ

上映時間:86分

感想

あまり怖くないクラウン系スラッシャーホラー映画でした。

ブラッドとサラ、マイクとジルのカップル2組は、とあるコンサート会場を目指して車を走らせていた。そんな中、彼らはジルの携帯電話がないことに気づく。落としたのは途中で寄ったダイナーだろうか? 試しにサラがジルの番号に電話をかけてみると見知らぬ男が出て、近くのとある町で待つよう指示してきた。

怖くない低予算クラウンスラッシャーホラー

※ネタバレを含むのでご注意ください。

まず、『クラウンタウン』というタイトルの映画にもかかわらず、字幕ではピエロと出てややこしいのでここではクラウンで統一したいと思います。(クラウンとピエロはどうやら厳密に言うと違うものらしいですね)

さて、単刀直入に言うと全然怖くない映画です。一番の原因はカメラワークではないでしょうか。技術的なことはわかりませんがどうもクラウン側にカメラを寄らせすぎのような…。ホラー的に怖がらせようとする場合、襲われる主人公側にカメラを置いて襲い来る殺人鬼を撮るというのが一般的な撮り方だと思うんですが、本作の場合、そのあたりあまり考えず主人公と殺人鬼を同じ距離で捕らえたショットが続き、全然恐怖感がありません。襲い方も「後ろから気づかれないように手を伸ばし捕まえる」というワンパターンが続き、またこれか…とがっかりしてしまいました。グロシーンをきちんと見せないのも怖くない原因の一つです。単にグロシーンを見たいというのもありますが、グロシーンがないと殺人鬼に追い詰められている場面でも、「こいつに捕まってもどうせ大したヒドイ目に遭わないんだろ」となめきってしまい全くハラハラしないのです。本作を観たことでグロシーンの意義のようなものに気づけたのは良かったかな、と思いました。

町を支配しているクラウンたちのキャラ造形に関しては、白塗りメイクなどビジュアル面は結構不気味で良いと思いました。ただ、低予算映画により画質が安っぽいので、この白塗りメイクすら安っぽく見えてしまう場面もありました。どのクラウンも言葉を話さず、何を考えているのかわからない方向の不気味さを狙ったキャラ付けになっていますが、正直キャラが薄く印象に残らないだけになってしまっています。同じ方向のキャラ付けでちゃんと不気味で怖かったのは『ストレンジャーズ/戦慄の訪問者』とその続編の『ストレンジャーズ/地獄からの訪問者』ですね。『クラウンタウン』のそれがダメなのはやはり画質の安っぽさかなと…。

本作は2014年に実際に起きた武装ピエロ徘徊騒動事件から着想を得て製作された作品とのことでそちらの方面に興味を向けて色々調べて観るのも面白いかもしれませんね。

 

総評

あまり怖くないクラウンスラッシャーホラーでした。今年ワーストレベルとは言いませんが、おススメはしません…。全く楽しめないわけではありませんが…。というわけで評価は5/10としました。

ストーリー紹介

とあるコンサート会場に車で向かっていた2組のカップル(サラ、ブラッド、マイク、ジル)。彼らはその途中、目的地までの道順を聞くためレストランに立ち寄りました。

そして、再びコンサート会場に向けて出発しますが、その途中でジルのスマホが無くなっていることに気づきます。慌ててジルのスマホに電話をかけると、見知らぬ男性が応答。スマホを返してもらうためその男性の指示した町へと向かうことに。

一行はクリントンという町でジルのスマホを拾った男性を待ちますが、いくら待ってもその男は姿を現しません。しびれを切らせその場を後にしようとするサラたちですが、そこへ顔を白く塗ったクラウン姿の男たちが現れ襲われてしまいます。

なんとこのクリントンは、クラウンたちが支配する無法地帯と化した町だったのです。以前は、鉄道拠点として栄えた町でしたが、ある鉄道事故をきっかけに住民たちがよそへ越していき、さびれきった町をクラウンたちがのっとってしまったのでした。

サラたちは協力し、襲いくるクラウンに抵抗しますがマイクとジルが死亡。サラとブラッドはゴミ収集車を奪いなんとかその町から逃げ出すことに成功しました。

参考サイト:フィルマークス/インターフィルム


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