「BURN バーン」映画感想(ネタバレ)“ガソリンスタンドもの”の良作


今回は2020年月日に公開・リリースされた「BURN バーン」を鑑賞しました。

ガソリンスタンドで働くメリンダは男性にモテないことが最近の悩み。彼女がいつものように夜勤をしていると強盗犯が押し入ってきて大変な事態へ発展していくというスリラー映画。

主人公の非モテ女性キャラのおもしろさやオチの切れ味など面白いところもありますが少し退屈に感じるところも。

さて、本記事の前半は、あらすじ・スタッフ・キャストの紹介をします。そして、後半の「ストーリー紹介」「感想」へと続きます。

「感想」コーナーでは、ネタバレなし・ありで分けています。ネタバレを避けたい方はネタバレなしの部分を見ることをおすすめします。

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あらすじ

バイカー集団に追われる青年が、田舎町のガソリンスタンドに強盗目的で飛び込むが、事態は急変。悪夢のような長い夜が始まる。

スタッフ・作品情報

監督:マイク・ガン

原題:Burn

製作年:2019年

製作国:アメリカ

上映時間:88分

キャスト

ティルダ・コブハム・ハーヴェイ
ジョシュ・ハッチャーソン
スキ・ウォーターハウス
ハリー・シャム・Jr
シャイロー・フェルナンデス

映画サイトでの評価

海外の映画サイト「IMDB」での評価は10点中5.7点(3,226件の評価)。

国内大手レビューサイト「フィルマークス」では5点中3.1点(13件の評価)。

ストーリー紹介

ストーリーの流れを知りたい方はこちらをクリックしてください。(ネタバレを含みます)

・メリンダはガソリンスタンド兼商店でアルバイトをする女性。

・メリンダの悩みは男性にモテないこと。同じくアルバイトのシーラばかりが男性から声を掛けられ自分は見向きもされないことに不満を感じていた。

・ある日メリンダとシーラの夜勤中に強盗犯がひとり押し入ってきて金を要求してくる。

・シーラが強盗犯を挑発したことで暴力を振るわれる。メリンダが強盗犯にホットコーヒーをかける。

・そのはずみで強盗犯が銃を発砲しシーラが死亡。

・その後、メリンダが強盗犯ともみ合いになり強盗犯が倒れて動かなくなってしまう。

・メリンダは自分のモテない人生や強盗犯を殺してしまったことが重なり、自暴自棄になり自殺を図ろうとするがなんとか思いとどまる。

・そして店に次々とやってくるシーラの彼氏、強盗犯を探しに来たバイク乗り、そしてメリンダが好意を寄せる新人保安官のリウに対し店で起きた一連の事件を隠し通す。

・メリンダはガソリンを店内にまき店の金を持って逃げようとするが、死んだと思っていた強盗犯が目の前に現れる。

・強盗犯はメリンダに対し銃を発砲。ガソリンに引火し強盗犯や店が燃え始める。

・メリンダは店外に脱出してそこへ再びやってきたリウに保護される。

・メリンダはリウから店で起きたことを話してほしいと言われる。

ここでエンディング。

感想

※まずは重要なネタバレなしで行きます。


ジャケットは中央にガソリンスタンドに押し入ってくる強盗犯、左がガソリンスタンド店員で主人公のメリンダ、そして右側が同じくガソリンスタンド店員のシーラ。

男性にモテないことに悩んでいたガソリンスタンド店員のメリンダ。夜勤中に強盗犯が押し入ってきたことをきっかけに人死にが出てしまい彼女はその隠ぺいをすることになる…という話。

ガソリンスタンドものの面白さ

夜勤のガソリンスタンド店員が主人公の本作ですが・・・。

映画において「ガソリンスタンドもの」というくくりがあるかはわかりませんが、ガソリンスタンドが舞台でそこの店員を主人公にした映画自体がもつ面白さってあるよなぁと思います。店員同士、あるいは店員と客とのやり取りから様々な人間模様がみえたり、レジ番をしているけど暇で何もすることがない…けどずっとそこにいなければいけないというモラトリアム感。挙げればほかにもいろいろありますが、ガソリンスタンドものにはどこか高揚感があります。最近見た「ザ・スタンド 連続殺人犯の元カレと妄想症に悩む私」や「フィナーレ “そいつ”が見えたら、終わり。」にも上にあげたガソリンスタンドものの面白さが詰まった作品なのでもしよかったらそちらもぜひ見てください。

面白くなりそうな中盤だけど・・・

序盤はガソリンスタンドものの面白さがあり十分楽しめるのですが、中盤あたりからは面白くなりそうだけどそこまで面白くならないもどかしさがありました。死んでしまったシーラの彼氏やら、強盗犯を探していたバイク乗りたちやら、メリンダが好意を寄せる保安官やらが次々とガソリンスタンドにやってきて、シーラや強盗犯の死がばれてしまうのか?!という・・・、まぁざっくり言うと主人公が次々とピンチに陥る怒涛の展開!が用意されてはいるのですが思ったより面白くなりません、なぜか。ピンチに陥るという状況を入れ込みすぎてそれぞれがあっさりしているからかもしれません。

メリンダのキャラや演じた俳優はイイ

モテな過ぎてヤバイ精神状態になり奇行に走る主人公のメリンダは本作で一番興味を引くポイントではないでしょうか。ホットコーヒーを日常的に手にかけて火傷するとかなかなかです。そしてメリンダを演じたティルダ・コブハム・ハーヴェイさんもよかったです。メリンダって言ってしまえばマンガっぽいキャラで下手すると噓くさくなりそうですが俳優の演技がいいためそこまで浮いたキャラにならずに済んでいます。


ここから重要なネタバレあり


オチは良かった!

中盤は少し退屈と書きましたが終盤からオチにかけてはなかなか面白いです。まず終盤の展開ですが、死んだと思って放置していた強盗犯が実は生きていてメリンダに襲い掛かるというもの。ここはサスペンス的に普通にハラハラできます。そして強盗犯が銃を撃ったことでメリンダが事前に撒いていたガソリンに引火して店全体が燃え上がる展開もド派手で景気が良くて楽しい場面。

そして、そのあとのオチは特に良い!メリンダは燃え盛る店から命からがら飛び出してきてそこにやってきた保安官のリウに保護されます。メリンダはリウのことが好きで、リウが自分を本気で心配していることに気づきます。そして、リウがメリンダに「店で何があったか話してくれ」と頼みます。と、ここで映画は終わり。このオチを見て僕はメリンダの新たな人生が始まりそうな爽やかさを感じました。そう感じた理由を以下で紹介します。メリンダがリウになんて返答したかは見た人がそれぞれ考えてねという解釈は観客にゆだねるエンディングです。僕はメリンダはおそらく店で起きたことを正直には話さず、すべて死んだ強盗犯のせいということにしたんじゃないかと思います。そして、この後メリンダはリウと結ばれる、と。メリンダの返答の前でバッサリと終ることで彼女の人生の広がりを感じてとてもいいオチだと感じました。この切れのいいオチのおかげで中盤の盛り上がらなさが帳消しになりました。オチで感情をグッと持っていかれる映画っていいよなぁ。

総評

主人公のキャラ付けやガソリンスタンドという舞台など面白い要素はたくさんあり、実際そこそこ面白い。ただ中盤はもっと面白くなりそうなのに思ったより盛り上がらずモヤモヤが残る結果に。中盤はあんまりですがオチで持っていかれたので最終的な評価としてはなかなか楽しめたというところに落ち着きました。

ということで、評価は8/10としました。

参考サイト:TSUTAYA

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