「ザ・ボーイ ~残虐人形遊戯~」映画感想(ネタバレ)前作の方が好き

今回は2020年12月2日にリリースされた「ザ・ボーイ ~残虐人形遊戯~」を鑑賞しました。

森の中で人形を拾った少年が次第におかしくなっていくホラー映画。

前作に引き続き地味めな映画でテンションがあまり上がらず・・・。

さて、本記事の前半は、あらすじ・スタッフ・キャストの紹介をします。そして、後半の「ストーリー紹介」「感想」へと続きます。

「ストーリー紹介」コーナーでは、ネタバレなし・ありで分けています。ネタバレを避けたい方はネタバレなしの部分を見ることをおすすめします。

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あらすじ

強盗の襲撃に遭いトラウマに悩まされるリザは、夫に勧められて家族で田舎の貸別荘に休暇を過ごしに行く。森を散歩中、息子・ジュードがアンティーク人形を見つけて持ち帰り…。

スタッフ・作品情報

監督:ウィリアム・ブレント・ベル

原題:Brahms:The Boy II

製作年:2019年

製作国:カナダ

上映時間:86分

キャスト

ケイティ・ホームズ
オウェイン・イオマン
クリストファー・コンヴェリー
ラルフ・アイネソン

映画サイトでの評価

海外の映画サイト「IMDB」での評価は10点中4.6点(10795件の評価)。

国内大手レビューサイト「フィルマークス」では5点中2.7点(24件の評価)。

ストーリー紹介

※まずは重要なネタバレなしで行きます。

・主人公はジュードという少年で、母・ライザ、父・ショーンとともに暮らしている。

・ある日ジュードとライザが自宅にいたところ侵入してきた強盗犯によってライザが襲われてしまう。

・ライザは幸い命に別状はなかったが、ジュードはその強烈な体験にショックを受けて口がきけなくなってしまう。

・そんなジュードのため、両親は都会の喧騒を離れ田舎にある貸家でしばらく生活することに決める。

・新たに住むことになった家の周りを3人で散策していると大きな屋敷(グレンビュー邸)にたどり着く。

・ジュードはその近くの森で少年の姿をした人形を発見し家に持ち帰る。

・ジュードはその人形にブラームスと名前を付けるが、彼は「人形が自らそう名乗った」と不可解な発言をする。

・その後ジュードは声を発してブラームスと会話をするようになる。

・この人形は代々グレンビュー邸に住んだ子供をひきつけ、その家族を殺させるという呪いの人形だった。

・そして今現在ブラームスはジュードを完全に乗っ取ろうとしていた。


ここから重要なネタバレあり


・ライザは不気味なマスクをかぶりブラームスを抱いたジュードをグレンビュー邸で見つける。

・そして、ジュードをなだめブラームスを引き離す。そのすきにショーンがブラームスを破壊する。

・するとジュードからマスクが外れ我に返る。そして、彼はブラームスを暖炉に放り込み燃やす。

・こうしてジュードがブラームスに乗っ取られずにすみ、3人は元の家に戻り生活を始める。

・しかしある日の夜、ジュードは例のマスクをかぶりブラームスに話しかける。

・ブラームスは消滅していなかったのだった。

ここでエンディング。

感想

※まずは重要なネタバレなしで行きます。

ジャケットには前作「ザ・ボーイ~人形少年の館~」にも登場した呪いの“ブラームス人形”、そしてその後ろにいるのは主人公のジュード少年。

金はそこそこかかっていそうな画作りながら非常に地味なホラー映画。前作にはあったあっと驚くサプライズみたいなものもなく、本当にただただ地味なだけのホラー。人形がチャッキー並みに動き回るわけでもないし…。まぁそれでも全く楽しめないというわけではありませんが。

怖さのタイプが前作とは少し違う

まず、さらっと前作のおさらいを・・・。

グレタという女性がグレンビュー邸にベビーシッターの仕事のためにやってくるが、そこに住む夫婦からブラームスという人形の世話を任される。グレタはただの人形を自分の息子だと言い張るその夫婦を気味悪がっていたが、その人形がひとりでに動いたことをきっかけに彼が実際に生きていると確信を持ち始め…という人形ホラー。

そして今作は引き続きブラームス人形が登場。グレンビュー邸近くでこの人形を拾った少年が、その人形と会話をするうちに乗っ取られそうになる話。

前作で怖かったポイントは、「人形を自分の息子だと言い張る夫婦」と「終盤のある仕掛け」でした。詳しくは前作について語った記事をご覧ください。

「ザ・ボーイ~人形少年の館~」映画感想(ネタバレ)シュールな怖さと驚きの展開がウリのホラー映画

それに対し今作は「少年が人形を拾ったことでだんだんおかしくなっていく」という(親視点から見た)怖さ。ホラー映画ではこの「自分の子供が得体のしれない存在になっていく恐怖」を描いたものって結構多いですよね。身近な存在であるはずの人間が理解不能な存在に変容していく・・・という部分が観客にとっても身近な問題に感じられるので題材として選ばれやすいということでしょうか。

というわけで本作は「(チャイルドプレイなどでおなじみの)呪われた人形ホラー」と、「気味の悪い子供ホラー」、ふたつのジャンルが一度に楽しめるというわけです。

まず「気味の悪い子供ホラー」としての側面。強盗事件のショックから口をきけなかった少年が人形だけとは声を出して会話(という一人遊び)をしている。そのことを知った両親は息子の症状が良くなっていることに喜ぶが、実は少年はその人形と実際に会話をしていた。少年は次第に両親に対し反抗的になり、人形と二人で暮らしたいという始末。だんだんおかしくなっていく少年がなかなか異様な感じで怖い。あるときから気色の悪いマスクをかぶるようになって、前作では詳細が語られなかったあの人物はこうやって出来上がったのか…とかすかに匂わせてもいる。

そして本作は「呪われた人形ホラー」でもあるわけです。と、その前に。実は前作は人形が意思を持つ存在である「呪われた人形ホラー」ではないという見方もできると思うわけですが。人形が動いたという描写も実際には主人公の見えないところで動いただけであり、「意思をもった人形かと思ったらそうではなかった」というどんでん返しオチだと僕は思っていました。それが本作ではちゃんと「人形は呪わていた」ということが判明するわけです。

とはいっても、今作で人形が動く場面はめちゃくちゃ少ない。ニヤッと笑う口元がさりげなくうつされるとか、ブラームス君がまたもやぶっ壊されてむき出しになった気持ち悪い姿で少し体が動くとか(ここは本当に気持ち悪くてよかった!)その程度であります。チャイルドプレイのチャッキー並みにバリバリ動き回れ!とさすがにそこまでは言いませんがもう少しアクティブさが欲しかったところです。

次作がもし作られるならば、今度は走って襲ってくるとかそういうブラームス君を期待したいですね。あと、粉々に破壊されて切れるブラームス君というのもシリーズのお約束としてぜひ入れてほしいです。

総評

まぁ全く楽しめないわけではありませんが・・・。前作と比べてパンチが弱く地味~な作品です。

ブラームス君がもっとアクティブに動き回ってくれたらもう少し楽しめる作品になったと思うんですけどね。

ということで、評価は7/10としました。

参考サイト:ゲオ宅配レンタル

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