「SHADOW MAN ~シャドーマン~」映画感想ネタバレ(5/10点)よくある感じのホラー映画

今回は「SHADOW MAN ~シャドーマン~」を鑑賞しました。

ある田舎町に引っ越してきた家族が謎の黒い人影に襲われてしまう…というオカルトホラー映画。

これといって良い点もなくイマイチな作品です。

個人的な評価は5/10点です。

作品情報

監督:ドリュー・ガブレスキー
出演: ブライアン・クラウズ、ジャイミ・ペイジ、ジャリッド・アブラハムソン、ノエル・コート、ミシェル・ハード
原題:Be afraid
製作年:2017年
製作国:アメリカ
リリース:2021-08-25
上映時間:95分
映画サイトでの評価:「IMDB」4.7/10点、「フィルマークス」2.7/5点。

ストーリー紹介

ストーリーの流れを知りたい方はこちらをクリックしてください。(ネタバレを含みます)

ジョン・チェンバースは妻のヘザーや、息子のネイサンとともに田舎町の一軒家に引っ越してくる。

少し遅れて、ジョンの前妻との子供であるベンも加わり、4人での生活がスタートする。

あるときから、ネイサンが黒い人影を見たと家族に訴えるようになる。さらに、ネイサンは町のはずれにあるトンネルをたびたび訪れるようになる。

また、ジョンやベンも黒い人影をみてしまう。入浴中のヘザーの元にも黒い人影が現れ彼女は溺れさせられ、意識を失う。その間に、黒い人影はネイサンをトンネルに連れて行ってしまう。

ジョンは黒い人影からジョンを取り戻すために銃を携えトンネルに入る。しばらくして、ネイサンがトンネルから出てくるが、そこにジョンの姿はなかった。

その後、ジョンはトンネルの中で目覚める。その足で自宅に帰り家族と再会を果たすが、なぜか家族はジョンのことを見えていないようで無反応だった。

感想

ジョンとその家族は田舎町に引っ越してくる。ある日、ジョンの息子ネイサンが謎の黒い影をみたと訴え始め…。

・オーソドックスすぎる

非常にオーソドックスなオカルトホラーです。邪悪な存在が狙うのが子供である点とか、新入りに町のアレコレを詮索してほしくない保安官のキャラ配置とか、既視感たっぷりでフレッシュさがありません。

映画自体に漂う雰囲気はなかなかいいんですけどね。ぽつんと立つ主人公家族の家とか、トンネルの不気味さとか、娘が失踪して精神的におかしくなっている男(ディーン)とか、不穏な感じがビンビンと伝わってきます。ディーンが自殺を図る場面は非常に危なっかしい感じでかなりびくびくしながら見ていました。このあたりまでは普通に面白いなぐらいの感じでみていました。ただ、先ほども言ったようにほかのホラー映画でよく見る設定や場面ばかりが続くのでだんだん退屈になっていきます。

肝心の黒い人影も、幽霊とモンスターの中間って感じでして造形は悪くないのですが、驚かし方がまぁあんまり…という感じです。

※ここからは重要なネタバレを含みます。

黒い人影の正体がほとんど明かされないのもいまいちなポイントかな…。普通にどんな奴か知りたいってがまず一つあります。そしてなにより、黒い人影の正体が明かされないせいで、黒い人影に何かしらの手段で対抗するみたいなシーンが作れないんですよ。正体がわかっていれば「じゃあ、こうやって倒したらいいんじゃないか?」みたいな戦略を考えて、成功するかどうかは別にして、なんとか倒そうとする展開に持って行って盛り上げることができると思うんですよ。本作は、この手の映画でよくある邪悪な存在に立ち向かうシーンがなく、そのかわりジョンが何の戦略もなしにトンネルに入っていくだけです。まぁ、ジョンはネイサンを取り戻すために自身を犠牲にする覚悟をすでにしていたということだとは思いますが。

キャラが全然活かしきれてないところも気になりました。ジョンの大学生の息子とか、レッカー車(?)に乗った女性とか(目立つ車乗ってんな…)、意外にもあんま本筋と絡んでこないし、とりあえず出しときましたみたいな感じにしか見ません。

まとめ

オーソックスにもほどがあるし、説明不足で退屈寄りなオカルトホラーという感じです。

退屈「寄り」にしたのは映画の空気感はいいのでまぁ見れなくはないという感じだったのでね…

というわけで評価は5/10点としました。

コメント