「ANON アノン」映画感想(ネタバレ)究極の監視社会を描いた近未来SF !

ANON アノン(字幕版)
ANON アノン(字幕版)

「ANON アノン」は2018年のドイツ製SF映画。監督は「ガタカ」「タイム」のアンドリュー・ニコル。主演は「トゥモロー・ワールド」「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」のクライブ・オーウェンと「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー」「魂のゆくえ」のアマンダ・セイフライド。

結末までのネタバレを含むのでご注意ください。

作品情報

監督:アンドリュー・ニコル

キャスト
クライブ・オーウェン
アマンダ・セイフライド
コルム・フィオール
マーク・オブライエン
ソーニャ・バルゲル

原題:Anon

製作年:2018年

製作国:ドイツ

配給:カルチュア・パブリッシャーズ

上映時間:100分

あらすじ

地球上の全ての人間の記憶は記録・検閲され、個人のプライバシーも匿名性も失われた近未来。「秘密」はもはや過去の遺物となり、犯罪さえも消滅していた。しかし、起こるはずのない殺人事件が発生。捜査上で頼りになるのは、一切の「記録がない女」(ANON=匿名)だった。事件は何かの始まりを示唆するかのように、次々と発生し……

感想

※結末までのネタバレを含むのでご注意ください

スマホのない世界

個人の記憶や行動がデータとして残り、すべて公開されている社会を描いた近未来SF映画です。人々はデータの送受信やメッセージのやり取りやその他あらゆることをデバイスなどは使わず脳で念じるだけで(?)行えます。2019年現在、みんなが四六時中スマホをいじっている姿が揶揄されたりしますが、この映画の世界では脳で直接ありとあらゆることが完結するので人々が宙をただボーッと見つめている様子が滑稽に描かれています。特に面白かったのはあるオフィスで社員たちが何も置かれていない机を前にただ座ってボーッとしているシーンです。その異様な姿はかなり面白く印象に残ります。ただ、脳がオンラインにつながった世界で、社員がオフィスにわざわざ出勤するか?とも考えましたがおそらくこの画を作りたくてあえて無理やりな設定を入れているのかもなと感じました。

AR的視覚効果

視界に映った人間の情報や屋外広告が瞬時に表示されるAR的な視覚効果はなかなか楽しくてよかったと思います。視界に映される情報の色は白で、また、映画全体のトーン自体もモノクロに統一されており、クールで落ち着いたトーンの映画になっており街中の色とりどりのネオンがきらめくタイプのSFとは差別化を図っているように感じました。電脳的な技術自体は近未来感がありますが、車や刑事たちの服装は古めのものになっているという部分も特徴的です。

ストーリーの出来は?

肝心のストーリーは、まぁ薄味というか…。ミステリー仕立てではありますが、サプライズもほぼないし、明かされる真犯人も集中して観てないと誰…?となってしまうことでしょう。主人公の亡くなった息子の記憶うんぬんもそこまでグッと来ず、匿名にこだわるアノンの話もそこまで興味がわかず。

総評

近未来的ビジュアルや、その世界で生きる人々の姿は興味深く面白かったです。ストーリーはあまり印象に残らず薄味。全体的にみるとそこまでつまらないわけではないが絶賛とはいかないという感じです。というわけで評価は6/10としました。

ストーリー紹介

登場人物

サル:一級刑事の男

アノン:匿名で殺人事件を起こしている女性ハッカー

匿名の殺人事件

すべての人間の個人情報が記録・公開されている近未来。あらゆる犯罪は被害者や犯人、目撃者の視界の映像から捜査されるため未解決事件はゼロとなっていました。しかし、ある日犯人を特定できない殺人事件が発生。犯人が被害者の視界をジャックすることで身元を特定されないまま殺人を遂行したのでした。以前も同様の手口の殺人があり警察は同一犯による犯行とみて捜査を開始します。

犯人の女性

事件の担当となった一級刑事のサルは、以前街中で偶然見かけたデータを持たない女性(アノン)が怪しいと考え調査を開始しました。サルが捜査を進めている間にも同じ手法による殺人事件が発生。被害者たちの調査を進めるうちに彼らにはある共通点があると判明。被害者たちはそれぞれ他人に知られたくない秘密を抱えておりそれを消してほしいとアノンに依頼していたのでした。依頼を受けたアノンは被害者にとって不都合なデータを消し、金を受け取った後口封じのために例の視界ジャックによる殺人を実行したのでした。

真犯人は…

サルは架空の人物になりすましアノンに記録の消去を依頼。サルが時間稼ぎをしている間に技術者が彼女の殺人を犯した証拠を探りますが肝心なデータにはアクセスすることができませんでした。その後、身分がバレていないサルは再びアノンと接触。アノンは自分は一連の殺人事件の犯人ではないと言います。サイラスという警察の男が真犯人でサルはその男に撃たれてしまいます。サルはなんとか力を振り絞りサイラスを撃ち殺しました。

おわり

参考サイト:映画.com/Amazon

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