シャドウワールド(字幕版)
「シャドウ・ワールド」は2019年のアメリカ製ダークファンタジー映画。監督はプロデューサーとしての仕事が多いシャーロット・ベケット。主演は「ゲティ家の身代金」のシャーロット・ベケット。
結末までのネタバレを含むのでご注意ください。
作品情報
監督:ティアゴ・メスキッタ
キャスト:
シャーロット・ベケット
リンジー・ローハン
ジャンニ・カッパルディ
ドミニク・マダニ
レイナルド・ビアレス
バリー・ジェイ・ミノフ
クリストフェル・バードンク
原題:Among the Shadows
製作年:2019年
製作国:アメリカ
上映時間:97分
感想
※結末までのネタバレを含むのでご注意ください
見どころもないことはないが、基本つまらない映画でした…。
2022年、EUは崩壊し新たにEF【欧州連邦】が誕生。初代大統領選挙の最中に、シャーマン暫定大統領の側近が何者かに殺された。大統領夫人のパトリシアは、女私立探偵のクリスティにシャーマンの警護を依頼する。大統領暗殺を狙う勢力の恐るべき陰謀。その裏側には、歴史の陰で闇の世界に潜んできた2つの血族、狼男族とヴァンパイア族の暗躍があった。クリスティの正体は狼男族、パトリシアの正体はヴァンパイア族だった…。
人間社会の裏側
狼人間族とヴァンパイア族が人間社会を裏で操る社会が舞台。「人の姿をした人ならざる者」が人間社会の裏で別の社会を形成し、そこには独自のルールや生態があって…というヴァンパイア映画によくある設定はなんだかんだでワクワクしてきます。そういえば久しぶりにヴァンパイアモノをみたなぁと思いながら観ていましたが、今年観た「クワイエット・フィールド」もヴァンパイアが登場する映画であることを忘れていました…。まぁ「クワイエット・フィールド」はヴァンパイアが裏社会で暗躍する設定ではないので思い出せなかったのも致し方ないか…。それよりも前の鑑賞歴を思い出してみると小説が原作の「ダレン・シャン(2009年)」、イーサンホーク主演の「デイブレイカー(2010年)」あたりまでさかのぼります。というわけで、久しぶりの裏社会ヴァンパイアモノ鑑賞となった本作はその新鮮さのおかげで楽しめたのは事実。あと、ヨーロッパの街並みや建物、墓地などがでてくる場面はカッコよくて観客を引き付ける力がありますね。
しかし、話の本筋となる犯人探しの部分は正直だるくて寝落ちしてしまうこともしばしば…。代り映えしない会話シーンが続くし、覚えきれないほど登場人物が出てくるし、政治劇的な部分もあまりうまく描けてないし…とよくないところを挙げればきりがありません。アクションは気合が入ったところもあれば、マヌケにみえるところもあり。変にブラーを掛けたり、カット同士のつなぎも変でなんだかなぁという感じ。
総評
結論としては、見どころもあるけどそれ以外がどうしようもない映画であまりおススメはしません。
というわけで評価は5/10としました。
ストーリー紹介
登場人物
クリスティ・ウルフェ:狼人間族の女性。探偵業を営んでいる
パトリシア・シャーマン:EF(欧州連邦)の暫定大統領リチャードの妻。
リチャード・シャーマン:EF(欧州連邦)の暫定大統領
ハリー:クリスティの叔父。
EU崩壊後の世界
狼人間族とヴァンパイア族が裏社会で暗躍する世界。イギリスやフランスの離脱を経てEUが解散し、新たにEF(欧州連邦)が誕生。EFの初代大統領を決める選挙中、暫定大統領(リチャード)の選対委員長を務めるハリーが何者かに殺される事件が発生。大統領夫人のパトリシア(ヴァンパイア族)は探偵でハリーの姪クリスティ(狼人間族)に犯人探しを依頼します。
大統領暗殺
クリスティが犯人探しを進めるなか、大統領が何者かに暗殺されてしまいます。パトリシアは殺された夫の遺志を継ぎ大統領へ立候補し、無事選挙戦に勝利しました。
一連の殺しの犯人
クリスティはパトリシアこそがハリーやリチャードを暗殺した張本人だと気づき、そのことでパトリシアを問い詰めます。しかし、クリスティに罪をなすりつけるためパトリシアは心理的操作で彼女を警察に自首させました。クリスティは1年間の服役した後に必ずパトリシアへ復讐すると心に誓います。
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