「リーサル・ソルジャーズ」は2018年のイギリス映画。あのメルギブソンの息子マイロ・ギブソンが主演。ジャケットには「M・ギブソン主演最新作!」とありますがマイロをMと表記するあたり、明らかにメル・ギブソンと混同させていますね。いや、「M・ギブソン」であることに間違いはないのですが…。タイトルもメル・ギブソンの代表作「リーサル・ウェポン」を意識したものになっています。
結末までのネタバレを含むのでご注意ください。
作品情報
監督:マシュー・ホープ
キャスト:
マイロ・ギブソン
シルビア・フークス
ベンガ・アキナベ
ジョセフ・ミルソン
エリオット・コーワン
原題:All the Devil’s Men
製作年:2018年
製作国:イギリス
配給:アットエンタテインメント
上映時間:100分
参考サイト:映画.com
あらすじ
元ネイビーシールズのジャックは、現在は諜報機関からの依頼でテロリストを狙う賞金稼ぎとして暮らしている。ある日、ジャックはCIAのリーからある依頼を受けロンドンへ向かう。依頼内容は、大統領による暗殺指令リストのトップにいる元諜報員で国際テロ組織のボスの暗殺と、核兵器売買の阻止。秘密裏に結成されたチームとともに任務を開始するジャックだったが、情報がなぜか敵に漏れており、絶体絶命の危機に陥ってしまう。(映画.com)
感想
※結末までのネタバレを含むのでご注意ください
素材はいいが盛り上がらない
素材自体は悪くないが、どうも盛り上がらない映画という印象です。複雑な事情を抱える主人公やその他のキャラ描写が上映時間のわりにはたっぷりと描かれています。話の筋は、CIAによって集められた傭兵チームがある大物テロリストの兵器売買の阻止、暗殺ミッションを遂行するというものですが、実はそれぞれに、仲間には秘密にしている思惑があって…という脚本はなかなか面白いんじゃないでしょうか。まぁ逆に多くのキャラを掘り下げすぎたばっかりにそれぞれのキャラの描きこみが中途半端になっている感じはありますが。
おそらく銃撃戦が本作の目玉だと思われ、銃撃戦のシーン自体は尺が長め。銃撃戦から次の銃撃戦までの間隔が短いので、そういう意味ではそこまで退屈はしないとはいえるかもしれません。ただ、新鮮さがなく今まで何度も観てきたものと変わらないので、イマイチ盛り上がりません。銃撃戦以外のアクションも用意されていますが、予算のせいかとても窮屈さを感じてしまいます。たとえば、主人公の車が敵の車に囲まれ銃撃戦になる場面。ここ、ほかのもっと金のかかった映画だったらおそらくド派手なカーチェイスも入れているはずなのですが、この映画だと主人公は車に進路を妨害されるとその場に素直に車を停めてしまいます。あと、終盤で敵のボスが飛行機で逃げようとしたところに主人公がやってくる場面。これ、ミッションインポッシブルだったらトムクルーズが生身で飛行機にしがみついてそのまま飛び立ってハラハラするアクションシーンになっていたところですが、本作では飛行機が離陸する前に主人公の車が前に割り込んで飛行機は素直に停止。盛り上がりそうなシチュエーションなのに(おそらく予算のせいで)盛り上がらない…。そんな映画でした。
総評
ものすごく退屈!という感じではありませんが、別に面白いわけでもない。まぁ微妙な感じの映画でした。というわけで評価は6/10としました。
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ストーリー紹介
登場人物
ジャック:元軍人で現在は、テロリスト暗殺を請け負う仕事をしている
テリー:元諜報員で現在はテロ組織のボス。核弾頭
トニー:戦場でジャックに命を救われた男性。現在は警備会社を運営し、テリーの警護を請け負っている。
リー:CIAに所属している。傭兵を集め、テリーの計画を阻止する作戦を指揮する。
CIAの計画
元軍人で、現在は傭兵として働くジャックは、CIAのリーからテロ組織のボスであるテリーの暗殺と核弾頭売買の阻止を依頼されます。ジャックはそのほかの傭兵とチームを組みロンドンに向かいました。
ロンドンで仲間が加わる
ロンドンで、ジャックが共に活動したことのあるトニーとおちあいました。トニーも仲間に加わり車でテリーのことを知る情報提供者のもとへ向かいます。目的地について車から降りたところで、突然トニーが逃亡。ジャックたちは待ち構えていたトニーやその仲間と銃撃戦になります。仲間の一人がトニーに殺されたところでジャックたちはその場から退散します。
トニーの後を追う
CIAは、トニーを探し出せばテリーのもとにたどり着くと考え、トニーの経歴を調べ始めます。トニーは警備会社を運営しており、テリーの警護を請け負っているということが判明。ジャックたちはトニー側にあえて居場所を追跡できるようにし、廃工場におびき寄せます。そこで、銃撃戦になりますがジャックの仲間が負傷し、いったん引きあげます。
リーの真の目的
リーは秘密裏にトニーと会いました。彼女はトニーと手を組み、父を殺したテリーに個人的な復讐を果たそうとしていました。
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テリーの居場所が判明する
ジャックたちはテリーの居所をつかみ急襲しますが、激しい銃撃を受けてしまいます。そして、ジャックの仲間が殺されてしまいます。
核弾頭を手に入れたテリー
テリーはロシア人の武器商人と会い核弾道を手に入れます。その場に、トニーが乗り込みますがすでにテリーの姿はなく、トニーの部下の死体が転がっていました。しばらくして、そこへリーがやってきました。そして、リーのもとにテリーから電話がかかってきます。トニーとリーが手を組みテリーを暗殺する計画がテリー側にばれていたのです。トニーがテリーの居場所を割り出し、出発しようとしたところでジャックがやってきます。ジャックはリーと共にトニーの部下、そしてトニーを殺します。
飛行場に向かう
ジャックとリーは、テリーのいる飛行場に向かいました。ジャックはテリーが飛行機で飛び立とうとしたところで車を前に停め妨害。ジャックはリーと協力し、テリーを銃で撃ち殺します。しかし、この時リーはテリーから銃撃を受けて死亡。ジャックは核弾頭の積まれたテリーの飛行機に乗り込み、空へと飛び立ちました。
(おわり)
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