「ドント・イット THE END」映画感想(ネタバレ)色々乗っかり系タイトルのホラー

「ドント・イット THE END」は2018年のフランス・モロッコ合作のホラー映画

結末までのネタバレを含むのでご注意ください。

作品情報

監督:タタル・シェルハミ

キャスト
ソフィア・マヌーシャ
オマール・ロトフィ
アイヴァン・ゴンザレス
ムーサ・マースクリ

原題:ACHOURA

製作年:2018年

製作国:フランス・モロッコ

上映時間:90分

感想

怪物のCGにこだわりは感じますが・・・

古びた家に入って遊ぶ4人の子どもたち。やがて、そのうちのひとりがおびただしい血痕を残して姿を消した。それから25年後、残された3人の前に“それ”が突然現れる。

※【重要なネタバレなしの感想】とその後【重要なネタバレを含む感想】が続きます。

正直全く怖くはありません。化け物のCGとか結構気合入っているものの見た目の怖さが全然なく「こわがらせる気あるのか?」と疑問に思います。見せ方も心霊系というよりはモンスター方面です。

まぁ、子供の頃に化け物を体の中で封印することになった少年が数十年ぶりに兄や友人と再開するとことか、切なくてグッと来る場面もありましたが・・・。

少年時代に出会った怪物がおとなになって再び襲いかかってくる展開は、便乗元の「IT THE END」ぽくもあり、思いの外、悪い便乗ではないかなという感じはします。にしても本作のタイトルは笑えてきますw以前「ドント・ブリーズ」と「IT」を組み合わせた「ドント・イット」てのがあって、本作はリリース元が同じというだけで「ドント・イット」の続編ぽいタイトルが付けられています。同じパターンで「THAT」とその続編ぽい「THAT ジ・エンド」がありましたが、これからまた「全く関係ない作品を続編ぽく見せる」便乗が流行ったりするのでしょうか?

総評

化け物のCGのクオリティは頑張ってはいますが、別に怖さは感じません。つまらないかといえばどうでしょう・・・?ジュブナイル感の切ない雰囲気でなんとなく良かったと錯覚してしまう感じではあります。まぁその雰囲気を演出できているというだけでも評価できますが。

というわけで評価は7/10としました。

ストーリー紹介

舞台はモロッコ。同国の宗教的祝祭“アシュラ”の日に廃墟に入り込んだハキームという少年が忽然と姿を消します。

刑事のアリはその少年の行方を捜査していました。

そんななか、ある男が民家に侵入し逮捕されます。

そのとき、家には両親と子供がいましたが、子供の行方がわからなくなっていました。

逮捕された男と面会したアリは、その男が自分の弟で子供のときに失踪したサミールだと気づきます。

サミールは“ブガタトゥ”を止めなければいけないとアリに訴えかけます。

その日に行方不明になった2人の子供は“ブガタトゥ”に連れ去られたのです。

サミール自身も子供の頃“ブガタトゥ”に出会っていました。

その当時のこと。

サミールはアリやそのほかの友人たちと“フランス屋敷”に入り込みます。そこには拘束された男がおり、可愛そうだと口にされていた鉄具を外してやると体から“ブガタトゥ”が飛び出してきます。

“ブガタトゥ”が襲いかかろうとするとき謎の老人が現れ、“ブガタトゥ”を操りサミールの体の中に閉じ込めてしまいます。

その老人はそのままサミールを連れ去ってしまいます。

それ以来、サミールは“ブガタトゥ”を体に封じ込めたまま生きてきました。

しかし、サミールは前述のハキームによって鉄具を外され再び“ブガタトゥ”が世に解き放たれたのでした。

“ブガタトゥ”はアリの子供・サミールをさらい“フランス屋敷”へ向かいます。

アリは“フランス屋敷”ヘ向かい、サミールを発見。“ブガタトゥ”が大暴れしたためアリは仕方なくサミールの体に“ブガタトゥ”を閉じ込めました。

おわり

参考サイト:ゲオ宅配レンタル


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