「フィフス・パッセンジャー」は2018年のアメリカ製SF映画。監督はスコッティ・ベイカー。
結末までのネタバレを含むのでご注意ください。
作品情報
監督:スコッティ・ベイカー
キャスト:
ティム・ラス
マリナ・サーティス
マヌ・インティライミ
アーミン・シマーマン
ハーマン・ウィルキンス
原題:5th Passenger
製作年:2018年
製作国:アメリカ
上映時間:89分
感想
※結末までのネタバレを含むのでご注意ください
正直あまりおススメはできないSF映画です。
2151年の地球では利益を享受する「市民」と人間扱いされない「非市民」で分けられ、熾烈な階級社会により荒廃していた。そんな地球を抜け出すべく地球外の星を目指して乗り込んだ宇宙船で突然の爆発が起こる。定員4人の脱出ポッド(脱出用小型船)で次々と脱出するが、最後の脱出ポッドに乗り込んだのは5人。限られた酸素をめぐって「市民」と「非市民」の生き残りをかけた争いが始まる。さらに、謎の生命体が脱出ポッドに潜んでおり、一人また一人と惨殺されていく――。
「身分の違う者同士が閉鎖空間に居合わせてしまっていがみ合いが起こる」という設定は聞いただけで面白くなりそうなものですが、これがどうも盛り上がりません。一応「市民」側が「非市民」に対して意地悪な発言をしたりと言ったシーンはあります。ここからさぞ揉めるんだろうと思いきや、サラッと流され次の場面へ。次は4人乗りのポッドに5人乗ってしまったために酸素の減りが早いという問題が発生…。ここはさすがに大揉めになるのだろうと思いきや別にそんなに大事はならず。みんな結構平和主義というか…。一応死ぬかどうかの極限状態のはずなんですが一切そうは見えません。ポッドにエイリアンが乗り込んで次々乗組員を襲うという展開になってから少し面白くなっていきます。ここのエイリアン、アニマトロニクス(?)なのか動きが若干ぎこちないところがたまらない感じがありますね。このぎこちないエイリアンが本作の中で一番よかったシーンでした。
総評
あまりおススメできないSF映画です。オチのあたりにひとひねりあるので全く楽しめないというわけではありませんが。というわけで評価は6/10としました。
ストーリー紹介
登場人物
ミラー:「非市民」の女性。航行システムの管理者。
2151年
2151年、地球上で人類は特権階級の「市民」と奴隷のような扱いを受ける「非市民」に分かれて暮らしていました。
脱出ポッドに乗っていた女性
ある日、宇宙船での爆発事故を受けUGS社は自社の社員の救出活動を行っていました。手掛かりとなりそうな脱出ポッドを宇宙空間で発見し乗り込みますが、そこにいたのは非市民のミラー中尉のみ…。ほかの乗組員たちのゆくえを探すため昏睡状態のミラーに脳波から記憶を引き出すデバイスをつけ、脱出ポッドでの事の顛末を探っていくことになります。
脱出ポッドで何が起きたのか?
ミラーは地球から別の惑星へ移住するための宇宙船に乗り込み航行システムの管理者として働いていました。しかし、惑星への航行中に小惑星が宇宙船へ衝突し爆発を起こしてしまいます。乗組員たちが次々と犠牲になる中、ミラーは脱出ポッドに乗り込みなんとか宇宙船から逃げ出すことに成功。そのポッドに乗り合わせていたのは計五人で、市民とミラーを含む非市民がいました。
謎の生物
ポッド内の酸素が残り少なくなる中、救助を求め宇宙空間を漂っていました。やがて、ミラーは布団の下に潜む謎の生物を発見…。その生物は乗組員のひとりを襲い殺してしまいます。さらに、乗組員が集まっているところに再び生物が現れ、次々と乗組員を殺していきます。
ミラーの記憶
ミラーの頭にデバイスをつけて彼女の記憶を確認していたUGS社員は、ミラーが抗精神病薬を持っていることに気づきました。ミラーは精神疾患により記憶を複数作り出しており、いままで見ていた彼女の記憶は偽物だったのです。本当は乗組員たちを惨殺したのは謎の生物ではなくミラー自身だったのです。真実に気づいたUGS社員でしたが、そのことを上司には伝えませんでした。
赤ちゃんが生まれる
ミラーは昏睡状態から回復し、身ごもっていた赤ちゃんを出産しました。
おわり
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