「マッド・ハウス(1BR)」映画感想(ネタバレ)引っ越し先のマンションがやばいところだった


今回は2020年月日に公開・リリースされた「マッド・ハウス」を鑑賞しました。

主人公・サラが新生活を始めるため引っ越したマンションが、実はやばいところだったというスリラー映画。

「マンションの隠された真実」が明かされる場面が本作の肝なので、できるだけ情報は入れずに見たほうが楽しめる作品だと思います。

さて、本記事の前半は、あらすじ・スタッフ・キャストの紹介をします。そして、後半の「ストーリー紹介」「感想」へと続きます。

「ストーリー紹介」「感想」コーナーでは、ネタバレなし・ありで分けています。ネタバレを避けたい方はネタバレなしの部分を見ることをおすすめします。

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あらすじ

理想的なマンションに引っ越したサラは、やがて奇妙な音や監視されている気配、脅迫めいた手紙に悩まされるように。そんなある日、彼女は部屋でひとりの住民に襲われ…。

スタッフ・作品情報

監督:デイビット・マーモー

原題:1BR

製作年:2019年

製作国:アメリカ

上映時間:90分

キャスト

ニコール・ブライドン・ブルーム
ジャイルズ・マッシー
テイラー・ニコルズ
ナオミ・グロスマン

映画サイトでの評価

海外の映画サイト「IMDB」での評価は10点中5.8点(6272件の評価)。

国内大手レビューサイト「フィルマークス」では5点中3.3(51件の評価)。

ストーリー紹介

※まずは重要なネタバレなしで行きます。

新しい人生を始めたいと考えた主人公のサラ。彼女はロサンゼルスでマンションを借りようと考え、希望する物件の内覧に訪れました。そこは人気の物件で、入居希望者がほかにも大勢おり、実際に入居できるかはわからない状況です。

しかし、その後、サラが入居者に選ばれ、彼女の新しい生活がスタートします。

サラの住むマンションは住人同士の交流が盛んで、中庭でパーティを開くほどでした。サラもパーティに呼ばれ、住人たちと顔合わせをし、そのうち何人かとは深い関係を築きます。

しかし、理想的に見えたそのマンションもいいことばかりではありません。サラが自分の部屋で寝ていると配管工事のような謎の音が聞こえ寝られないということが何日も続きます。さらに、ペット禁止にもかかわらず猫を飼っていたことをとがめる手紙がサラに部屋に投げ込まれます。


ここから重要なネタバレあり


そんなある日、サラはマンションの住人たちにつかまり、ある部屋に閉じ込められてしまいます。実は、このマンションはただのマンションではありませんでした。そこは、C・D・エラビーという人物が提唱した独自のコミュニティー論を信奉する人々が住む場所でした。

サラは、勝手に友人関係や務めていた会社など、外の世界との接触を完全に断たれたうえで、共同体に服従するまで、肉体的につらい体勢を長時間取らされる罰を繰り返し受けます。

やがて、その罰に耐えられなくなり、体勢を崩してしまったサラは、くぎを手に打たれ無理やりその体勢を維持させられるというもっとつらい罰を課せられます。

やがて、サラの耳には、そこにいない父親の声が聞こえ始めます。サラは、父が助けに来てくれたと考え一緒に逃げようと、くぎで打たれた手を思いきり抜きます。そして、あまりの痛みにその場に倒れこんでしまいます。

そこへすぐさま共同体のリーダー格らしきジェリーという男が駆け寄ってきて、サラを抱きしめます。くぎから手を引き抜くという行為は共同体に加わる第一歩なのでした。

サラは、共同体の理念を学びながら、共同体のメンバーと同じように生活します。最初は、逃げ出そうと考えていたサラですが、洗脳された結果、本心から共同体へ加わりたいと思うまでになります。

こうして、サラは正式に共同体メンバーとして認められました。

サラがメンバーに加わったことで、新たな入居者の募集が開始されます。そこに入居した人が次のメンバー候補となるのです。

大勢の希望者の中から入居者として選ばれたのは、サラの元同僚・リサ。リサはサラと同じように部屋に監禁され、つらい罰を受けます。

しかし、リサの心はなかなか折れず、激しく抵抗するため、知り合いだったサラが説得にあたることになります。

それでもリサはおとなしくならなかったため、ジェリーはリサを殺すことに。ジェリーはサラにアイスピックを渡し、リサ殺害を手伝わせようとします。

そのとき、リサがサラに「これはあなたの人生よ」と話しかけたことで、サラの洗脳が解けます。サラはジェリーを殺し、そのマンションから逃亡します。

しばらく走ったところで、サラはあることに気づきます。それは、その一帯にある多くの家が共同体のもので、そこに住む人々も共同体のメンバーであるということです。

そのことを知り恐ろしくなったサラは、全速力でその場から逃げ出しました。
ここでエンディング。

感想

※まずは重要なネタバレなしで行きます。

新しい生活を求めて主人公があるマンションに引っ越しをするが、そこはある真実が隠された恐ろしい場所だったというスリラー映画。

今回の映画、マンションに隠された真実の部分で「えっそうだったの?!」というサプライズが楽しい作品です。その部分を避けてネタバレなしで語るのは難しいため、早速ですがここから重要なネタバレありで行きます。


ここから重要なネタバレあり


実は、そのマンションはカルトコミュニティーの巣窟で、そこへ引っ越してきた主人公のサラも洗脳を受け、その一員にさせられるというお話です。この驚愕の真実が明かされる場面は、何段階も周到な演出が積み重ねられていて、非常に楽しい。

・住人の中に挙動不審な怪しい奴(レスター)がいる⇒
・ペット禁止なのに猫を飼っていることをとがめる手紙がサラの部屋に投げ込まれる⇒
・ある晩猫がオーブンで焼かれたうえ、室内には侵入者の人影があった⇒
・その人影はレスターかと思ったら親切な隣人(ブライアン)だった⇒
・いったんブライアンにつかまるも部屋から逃げ出し廊下にいた別の住人に助けを求める⇒
・その住人はなぜか後から追いついてきたブライアンのほうに協力する⇒
・実はその住人、いや、そのマンションの住人たち全員がカルト・コミュニティーのメンバーだと判明する

このように短時間で何段階もサプライズを入れ込んでるおかげで、この一連のシーンは無類の面白さになっていました。

共同体まわりの描写は薄い

マンション自体がカルト・コミュニティーだったという部分は面白いのですが、いざそのコミュニティーの内容の描写になると、なんか期待よりも大したことねぇなと思ってしまいました。皿を洗脳する場面も、そりゃつらそうで痛そうだけど、他の映画でもっと過激な描写がみられるし。コミュニティーの理念みたいなものもハッキリと具体的に示されるわけでもない。ほかの映画なら、こういうコミュニティーのメンバーの中には、狂気じみた強烈なキャラがいたりしますが、本作は特にそれにあたる人もおらず。

それでもよかった部分もありました。コミュニティーの巣窟であるマンションの構造はよかったですけどね。みんなが集まれる中庭があって、廊下にも座ってくつろげるスペースがあったりして。あと、何も知らずそこに入居した人が、洗脳のターゲットになるという設定はなかなか面白い。部屋にある火災報知器っぽい奴に実はカメラもついていたという描写はゾッとしました。コミュニティーがマンションだけでなく、その周りの住宅街にもずらっと並んでいるというオチもワクワク感があってよかったと思います。

総評

マンションに隠された真相が明かされる場面は超絶楽しい。ここだけでもう割と満足した感じはあります。そのあとのコミュニティーの描写は若干うす味ではありますが、良かったところもあります。落ちもなかなかよくて最終的な評価としてはそこそこ楽しめたというところに落ち着きました。

ということで、評価は8/10としました。

参考サイト:ゲオ宅配レンタル/IMDB/フィルマークス

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